11月10日(木)の順位戦、長沼八段戦は敗戦でした。

 

相居飛車の力戦から、想定していた形でかなりの作戦勝ちに。

しかし、その後の辛抱に対して、具体的に打開する策までは研究していませんでした。AIの評価値が+400点を超えているのは知っていて、その数値だとその先は何とかなる、と見て研究を怠ってしまいますから。

 

「あれ、意外に難しいぞ、おかしいな」となっているうちにジリジリした長期戦になり、残り20分を切ったところで大悪手が出てしまいました。

 

前局の不完全燃焼を踏まえて、時間を惜しみなく使って、長期戦の中でリードを得ていたところまではそんなに悪くなかったようですが・・。今思えば、1分将棋になってもそんなに間違えないでしょうし、敗着の場面は納得がいくまで考えた方が良かったかもしれません。

 

大きな作戦勝ちを生かせなかった内容は、かなりのショック。

つらい関西遠征になりました。

 

あと、全体的な戦術として何がいけなかったのかまだわかっていないので、

具体的な反省や気持ちの整理をしなければ。

 

これで対局もしばらくなくなってしまい、精神的に厳しい日々を過ごしていくことになりそうです。