遅くなりました。




5月18日の1局目の続きです。






前に載せた局面から△38馬以下▲11角△54歩▲44角成△同飛▲同歩△74香▲42成桂△76香▲88玉△42金▲62飛ビックリマーク(▲31飛もあった)△同金▲71銀△92玉▲62銀成△85桂▲82金△同玉▲71龍△92玉▲72龍△82桂▲68金右と進みました。



図面がなくて申し訳ないのですが、途中の△85桂は△77角▲98玉△96飛以下の詰めろになっているので、下手も1回は受ける一手。


その受け方なんですが、▲68金右は軽視していました。


ここは▲86銀しかないと思っていて、△77角▲同桂△同香成▲同銀△同桂成▲同玉△85桂▲86玉に△84銀が詰めろ逃れの詰めろで勝ちと読んでいました。

(しかしそれも後で考えると▲78香で大変か・・・あせる




相手氏も△84銀で負けと読んだらしく、▲68金右と指してきたのですが、

これでこちらは焦りました。



▲68金右と指されたのが下の局面。









ここで、上手が勝つ条件は


(1)即詰みに討ち取ってホールインワン!

(2)△56馬とぶった切り、▲同歩に△77銀とぶち込んで詰みに討ち取る。

(3)香と歩以外の駒を渡さずに受けなしに追い込む


のどれか。


まず(1)は△77角▲同桂△同香成▲同金△同桂成▲89玉ではっきり詰まず。



問題は(2)の条件なのだが、△77銀以下▲同桂△同香成▲同金△同桂成に

(A)▲同玉は△85桂▲66玉(▲68玉は△46角以下詰み)△84角で詰むや詰まざるや。


まず△84角以下の変化が詰みかどうかも読みきれなかった上、

(後で考えても△48歩が邪魔駒で詰まない気がするが)


(B)▲89玉△88金▲同銀△同成桂▲同玉△76桂▲78玉の

変化がどうしても詰まないと思った。

2つ目の詰まなそうな変化が見えて、気が狂いそうだった。

▲78玉で詰まないなんてそんなバカなビックリマークと思ったのだが、詰まないようなのだ。




(詰みを発見した人がいたら是非教えていただきたいです。

懸賞にした方がいいのかな(笑)





▲68金右の局面でこちらは残り5分。相手はすでに1分将棋。


そこで、(´-`).。oO(1分将棋まで考えて詰みが読みきれなかったら△53角と打とう)と腹を決めたのが勝因になった。



結局読みきれずに△53角と指した。



相手氏は△53角を読んでいなかったらしく、58秒後、▲71銀。


これが大ポカで△44角までで投了。


△44角に合駒がありません。




対局中は△53角に▲63成銀でやや負けなのかと思っていた。

後で考えると▲63成銀に△71金と打てば上手が勝っているようだが、

△71金が見えていなくて、△44角の予定だったので、

▲63成銀なら勝負はどう転んだかわからない。




局面としては、どうやら△53角で上手が勝ちのようだが、

相手のポカにも助けられての辛勝だった。









この1勝は流れを変えることになるかもしれない大きな1勝だ。