デタラメな太郎
太郎はサッカーが大好きでした。
ドリブルもシュートもスピードはないが
「その世界」では誰にもない
“テクニック”で
試合をコントロールできてしまう。
この快感をもっともっと味わいたくて
太郎は人の何倍も毎日練習しました。
しかし...
ある試合をきっかけに
太郎はサッカーをやめました。
それは巨人達が現れて
圧倒的な力で太郎を吹っ飛ばし
ボールを奪ったからです。
何度も。何度も...。
この試合で太郎がボールを持っている時間はほとんど皆無に等しいほど
「圧倒的な力」に負けました。
その後
太郎は絶望の中、過ごしてました。
自分の力が絶対的に通用しない事に
「生きる意味」すら失っていたのです。
そんな時に太郎はギターに出逢いました。
そして
太郎の友達の二郎とギターを弾いた時に
ある「歌」が浮かんだのです。
それは
サッカーが楽しかった頃
帰り道にボールを蹴りながら歌っていた
「デタラメな歌」
勝手に浮かぶ言葉とメロディーを
ランダムに並べただけの
「デタラメな歌」
3コードくらいしか分からない時に
その「デタラメな歌」に合わせて
ギターを弾いてみました。
すると懐かしい感覚に陥ったのです。
それを歌いながら頭の中で
ドリブルをしていたのです。
「人間ではない敵」が現れても
スイスイと華麗なスピードで抜いていき
曲のエンディングには
これまでにないシュート力で
ゴールを決める感覚。
テクニックなんて
「3コード」しかないのに
味わったことのない快感を
太郎は忘れる事はありませんでした。
太郎が巨人達と出逢って
また人の何倍も努力すれば
立ち向かえたかもしれない。
しかし
「諦めた自分」に対して
「一番悔しかった」という事を
自分の「デタラメな歌」に教わりました。
それを知れたことで
太郎は無敵になったのです。
「人間ではない敵」は「自分」だったから。
その敵を知れた時。
テクニックじゃなく
スピードを得た正体は
ただ単に
勝ち負け関係なく楽しくて
「時間の流れがデタラメになった」
という事。
それこそがこの世界で生きる
「圧倒的な力」だ。
それを証明する。
〜
活性の火”18
日時：2018.8/25(sat)・26(sun)
会場：苫小牧駅前通り３会場特設４ステージ
＜8/25＞11:30 START / 20:00 END
＜8/26＞10:30 START / 19:00 END
会場：苫小牧駅前通り３会場特設４ステージ
＜8/25＞11:30 START / 20:00 END
＜8/26＞10:30 START / 19:00 END
岩間渉ライブ
8/26 15:40〜
アカシアステージ
・王子娯楽場パーク（苫小枚市表町３丁目１）
・ELLCUBE（苫小牧市王子町１丁目６-１２）
・アカシア公園（苫小牧市王子町１丁目）
ー入場無料ー
主催：活性の火実行委員会
後援：苫小牧市／苫小牧商工会議所／苫小牧観光協会 他
活性の火HP
https://activefire14.jimdo.com/
活性の火”18
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スナック『桜井』の店長 松下君