香港は10年前迄イギリス領でした。


その関係だと思いますが、大抵の人はミドルネームというか、本来の漢字名の他に英語名を持っています。





例えば、ジャッキー・チェン。


ジャッキーの漢字名は「成龍」(読み方:チェン・ロン)ですが、香港で友達や同僚に呼ばれる時は、「ジャッキー」になります。


そして、ジャッキーの漢字の名字に当たる「成(チェン)」と英語名の「ジャッキー」を繋げた形が公的な呼び名、というわけです。


ちなみに「ブルース・リー」は漢字名「李小龍」(リ・シャオロン)です。








で。


私は日本の会社から出向という形で香港に来てますので、当然電話などで仕事の報告をするんですが、「○○社のダニエルさんが・・」とか、「○○商事のスタンレーさんが仰るには・・・」と日本の上司に報告すると、何だかその名前が出ただけで話が和やかになると言うか、話にシリアスさが失われる感じになるんです。


ホントは凄く切迫してる場合なんか特に。


や、わかりますけどね。


まして日本からの出張者が香港の会社訪問したときに、先方の責任者が「ジャッキーさん」だったりして、しかもビジュアルが篠山紀信さんだったりすると、もう出張者も本気で交渉する気勢を殺がれるようで、まあ和やかに終わります。


先だっても出張でいらした課長さんが「あの女の子ビビアンだって、うふふ」と大層お喜びでした。








ここ何年か日本も外国人が増えたとのことですが、やっぱり何というか、こういう名前は新鮮なんでしょうかね。ちなみに、「チェンさん」では反応がいまいちですが、「ジャッキーさん」だと皆さん喜びます。日本人って基本的に西洋コンプレックスなんでしょうか。私も来た当初はそうでしたし。だって20年前に東北地方には外人ホントにいなかったですからね。


きっとそういうことなんだと思います。