話を聞くことができるようになるまで
私の身内は女子が多く、
子供も娘です。
ですので、男の子の指導は、
新鮮な感じがします。
幼児さん〜大人(私よりうんと若い)の
男子生徒さんがおられますが、
共通して言えるのは、
みんな繊細です。
口でははり切っていても、
女子と比べたら、
意外なところで傷ついていたり、
落ち込んでいたり・・・
一方、
「こんなことで喜んでくれるんだぁ〜」
ということもあったり。
思考の仕方が違うので、
すごくおもしろいです。
春に入会された幼児さん。
まぁ、初見の凄いこと
パッと見て、パッと弾きます。
でも、ニヤッとやんちゃ顔をして、
イタズラも大好き
初めの頃は、
私に指示されるのが嫌なようで、
自由に自分が選んだ好きな曲を
元気いっぱいに
1回ずつ弾いていくという
マイペースぶりでした。
ですが、今は、
「ピアノだよ、弱くして〜」と言うと、
きちんと弱くして弾くようになったり、
「もう一回、弾いてみよう」
と言うと、
「イヤッ」と言いながら、
ニコニコ弾いてくれます
うちの娘もそうですが、
人から指示されて何かをするのが
嫌な時期の生徒さんなので、
「自分でできるのに
ごちゃごちゃ言わないで」
と思っているでしょうが、
指示されたことをやってみようと
するようになったのは、
とってもとっても大きな1歩です
常にきちっとして、
お利口さんでなくてもいいと
私は思っています。
もちろん、マナーなどは大切ですし、
絶対にしてはいけないなこと、
危険なことなどは、注意をしますが、
幼児さんですので、
自己表現するにあたって、
あまりに窮屈にならないようにと
思っています。
この生徒さんは、
ピアノを弾くことが大好きです。
色んな曲を
片っ端から弾いてみたいようです。
だから、今はその気持ちを大切に・・・
そのうち、1つの曲を深める大切にも
気付いてくれることを信じて、
見守っていきたいと思います