アクアと家族をこよなく愛する皆様、こんばんは!!



今回は、1月に触れた「溜め置き水」に

ついて再考したいと思います。

皆さん、水換え用の水はどうしていますか?

私は今まで、マーフィードNEOを通した水を加温しながら20h程度曝気して、

水換えをしていました。その溜め置きのなかには、チタンボールと銅線を入れて

いました。30度弱の塩素の防御のない水を20h程置くので、この二つで少しでも

雑菌繁殖を防ごうという考えです。



そんな中、青月会ヒロさんからコメントで、チャオチャオマスターは水道水を

使っているとのコメントがありましたので、チャオチャオマスターにその目的等を

お聞きしました。てっきり私は、水道水内の塩素を使ってこの溜め置き水を

ある意味「防御」しているのかと思っていましたが、マスターいわく

「水そのものの防衛のためや水道水内のミネラル補給等ではなくて、

その容器で繁殖発生する雑菌の抑制のため」との事。

考えてみれば、溜め置き水の容器は常に30℃前後に保温されていますので、

雑菌類も発生しやすいのは容易に考えが及びます。そこで、試しに最近は

私も水道水を曝気したものを使っています。当然これだけではないのですが、

「調子良いんですよ」「調子落ちが無くなった」がその感想。

換水後も全然固まらずに直ぐに泳ぎ回っている状況です。



さて、この溜め置き水の曝気、、、目的は水に含まれる

魚の粘膜を引き剥がす二酸化炭素を追い出して、酸素を含ませる為と

塩素を抜く為と言われています。塩素は曝気16時間程度で抜けるよ

うですし、4in1やアクアセイフで直ぐにぬけますが、二酸化炭素を抜

く調整薬などはなく、また、何時間程度で抜けるのかネット上でも

なかなか見つける事が出来ませんでした。

もし、20-24時間も曝気しないで済めばそれに越した事は

無いので手まが省けます。



条件は以下の通りです。スポンジフィルターを水中モーター

式にしたので、ブロアが余っているからそれを使います(^^;;

溜め置き水:120リットル
ヒーター :300w
水温   :28℃設定
ブロア  :安永30A
水中   :チタンボール100g、銅線2mm×3m程度
二酸化炭素測定試薬: テトラ溶存二酸化炭素試薬

ブロアですから溜め置き水は、ボッコボッコ噴き出す勢いです(^^;;



結果は以下の通りです。

結果を見ていただくとお判りのとおり、12h後からは数値が動いて

いません。この設定でしたら12h曝気すれば、二酸化炭素の

リスクは24h後とほぼ同様になっていました。

ただ、24h後でも二酸化炭素は2とか0とかにならないのがまか

不思議ではあります^^;

余談ですが、以前はpHを7程度にリン酸で調整してから

換水していましたが、ここ一カ月程度はそのまましています。

今回はpH7.6のまま換水です。水槽の水よりpHが高い水

でしたら条件はあるのですが、pHショックはおきないようです。

逆は要注意ですが。

さて、今回はこの条件では、12h程度曝気すれば二酸化炭素は、

十分に追い出せました。そこで次回は一体何時間曝気すれば

12h、24h後と同じ数値になるか即ち水換えに使える水になるかを測定

してみたいとおもいます。