アクアと家族をこよなく愛する皆様、こんにちは!

アンモニアが出てしまっているので昨夜Blogには、スポンジフィルターへの変更をあきらめる可能性を残しつつ、、、。

それで、今朝調べました。



やはり、悪化しているよ。外部式フィルターに戻そう。とろ材サブストプロを買いに行きながら、

マスターにも連絡しておきました。「もう、無理・・・・、外部に戻します。」

いわゆる泣きのメールです。なんと即時に返事が。下記は転載許可を頂いたメールです。

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渡辺さん

こんにちは。

水槽の環境というのは数値で簡単に良し悪しが
推し量れるものではないのが面白い部分ではないでしょうか。
ただし今回は分かりやすいように以下のように書いてみます。

硝化バクテリアが仮に以下の配分で働いていると想像してみてください。(数値は仮)

排出されるアンモニア量10に対して→ 濾過機7 水槽の水1 水槽の表面など1 総量10で処理
※結果未濾過アンモニアゼロ

以前の渡辺さんの水槽状況
排出されるアンモニア量10に対して→【濾過機 外部5 スポンジ3】 水槽の水1 水槽の表面など1 総量10 で処理
※結果未濾過アンモニアゼロ

現在の渡辺さんの水槽状況
排出されるアンモニア量10に対して→【濾過機 スポンジ3】 水槽の水1 水槽の表面1 総量5 で処理
※結果未濾過アンモニア5

ご覧のとおり、以前は2つの濾過システムが、能力を互いに分け合っているので
外部フィルターがあるうちは、スポンジは予備フィルターとしての能力しか発揮してないはずです。
外部フィルターがなくなれば、硝化バクテリアが不足しアンモニアが検知されるのは当然でしょう。
また硝化バクテリアの増加速度は早くないのでスポンジが独立してメインフィルターとして
アンモニアを十分に処理できるようになるまでは、相応の時間が必要ですが間違いなく硝化バクテリアの総量は、
餌としてのアンモニアの量の相当量だけ増加していきます。
餌がある分増えるのがバクテリアの性質ですので。

また上記の通り、水槽全体が濾過機になっているという事も意識していると良いですよ。
アンモニアが出た場合、焦って水換えをしたり、関係ないと思って水槽の掃除をしていたりしするものです。
これらの行為は、バクテリアが増えようとしている状況なのにせっせとバクテリアを捨てている行為なのです。
ですから、現在は新しい濾過環境が出来るまでは、じっと我慢の子なのです。ただし飼育者としてアンモニアの害は
心配でしょうからアンモニアの発生と有害性をある程度抑えれば良いと思います。PHを7以下にして、十分なエアレー
ションを施し、高温の飼育を避け、高たんぱくの餌を減らせば良いでしょう。あと殺菌灯もOFFにしてくださいね。

硝化濾過だけでなく
水槽内のあらゆるバクテリア、微生物、酵素の働きの連鎖が一通り完成するには考えるより時間がかかりますよ。
私は約2か月以上は水槽の状況が安定するまでかかると感じております。これが肌で実感できれば良いのですね。
きっとその後の飼育が変わってきますよ。

とにかくじっくり腰を据えて水槽の水づくりと向き合ってみてください。濾過機はただのバクテリアの住家というツールにしかすぎませんのでOF、外部、上部、スポンジ、種類の違いはあまり現段階では関係ないと思います。濾過機の差は大きいか小さいか、使いやすいか使いにくいか、と思った方が良いですよ。 魚の数とサイズと年齢、給餌する餌の量と質、水の量と質、投入するバクテリア、酵素、ミネラル、溶存酸素など様々な要素が水槽内で絡み合い相互に作用しあっているのか?
こういうシステム全体を飼育しているという感覚を培ってくださればと思います。

魚が4匹だけなら余程の餌をあげていない限り間違いなくスポンジフィルターでの飼育が可能です。多くの給餌を要する成長期の魚ではないので、ペアが2組いるのと同じです。ペアだったらスポンジフィルター、ペアでなければ他の濾過機っておかしくないですか?(笑)
ただしちゃんとスポンジフィルターに水が循環していればの話です。大き目のスポンジフィルターにはかなりのエア流量が必要となります。ここは要注意です。余談ですが、置き式で大き目のスポンジフィルターと使用した際に、通常のエアレーションを施して2ヶ月間、全くスポンジフィルターが汚れておらず、濾過能力もまったく発揮していなかった事がありました。

最後に、私によく相談くださっている方が外部濾過機からスポンジフィルターへ移行されたときもアンモニアが出ている!と焦って連絡がありました。上記と同様のアドバイスをいたしました。それから1ヶ月後、アンモニアは出なくなり非常に安定した状況になったとのご連絡を頂きました。論より証拠、実践してみてください。ただし!強制しませんよ~(笑)外部濾過機もこまめにあけて掃除すれば使えますので。

追記:
濾過で悩まれている全国の方々も渡辺さんのブログをご覧になっているはずです。
今回のトライは、ディスカス飼育とって必要十分な硝化濾過とは何ぞや?そして濾過機とは何ぞや?を提言する良い機会でははないでしょうかね。結局どんな濾過機もちゃんとメンテすればおんなじ~となって終われば良いのですが。
ブログにこの文章を掲載して頂いても構いません。少しでも濾過で悩まれている方々の力になればと思っておりますので。

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アクア&ペットサービス チャオチャオ
古本 武雄
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スポンジフィルター継続します。

この助言が無ければ、完全に外部式戻していました。なんてったって、既にサブストプロ5kg購入していました。

お店もチャリティーオークションも忙しいのに、今回も迅速丁寧な対応。このような方に出会えて、感謝感激です。

皆様も機会がありましたらチャオチャオさんに行ってみてください。

必ず眼からうろこが落ちます。


久しぶりのクリペア牝。性格強いですよ~



LADYちゃん、一寸エサ喰い悪いような。