NEVER無差別級選手権が行われる前に、王者後藤洋央紀選手に関して思うところを書き綴ってまいりましたが、とうとう結果が出てしまいました。

 

王者陥落。

 

今回のタイトルマッチの個人的感想として率直に思うことは、

このままではNEVER無差別級タイトルは必要ない」ということです。

 

IWGPヘビーと比べると歴史的にもまだまだ浅いタイトルではありますが、そこには色々と熱い戦いが繰り広げられていました。NEVER無差別級といえば、IWGPヘビーとはまた違った「熱さ」があったかと思います。石井選手、柴田選手、永田選手などなど、数多くの猛者がIWGPヘビーとは一味違う熱戦を見せてくれていました。

 

後藤選手vsタイチ選手は私が想像していたものとは全く違う試合となてしまいました。逆にいうと悪い想像をしていた通りになってしまいました。

 

当たり前のような鈴木軍の試合への介入、あべみほ氏の小芝居?、タイチ選手とレフリーとのやりとりなど。このブログで何度もこのコメントを書いたようにかがするのですが、「そんなにWWEみたいにしたいのかなぁ」というのが率直な感想です。

 

タイトルマッチに向かうまで、たどり着くまでにヒール的な動きをするのは私的には許容範囲なのですが、タイトルマッチまでこれらをされると一気に覚めてしまいます。タイトル奪取後、倒れているタイチ選手へのあべみほ氏の抱擁など本当に無駄です。

「あれだけ介入して、タイトル取ってなぜ抱擁するほど喜べるの?」この姿を見て、ちょっとWWEのミズ選手を思い出してしまいました。

 

時代に合わせて変化も必要なことは感じます。木谷オーナーがいうところのマニアがジャンルを壊すという意味も理解しています。女子のプロレスファンも増えています。ただし、やはり壊してはいけない伝統というものもあると思うのは古い考え方なのでしょうか?

 

今回のような試合への介入をOKとするのであれば、「NEVER無差別級」という名前を「ランバージャック選手権」に変えればいいと思うのですが。ちなみに「ハードコア」ではないので、昨日の試合は。

 

通常のシリーズの最終章としてタイトルマッチを置くのはわかるのですが、ただその延長というのはそろそろ辞めませんか?ヘビー級転向後のタイチ選手にも非常に期待していただけに、ただ体重を増やしただけにしか感じられず残念でした。

 

タイトルに歴代王者がいるということは、歴史を紡いでいるということで、昨日の試合は歴代王者にも泥を塗ったような気がして、自分でも心の納めどころがわかりません。23日の棚橋選手 vs オカダ選手でこの溜飲を下げたいと思います。