コーンスネークのバター、きれいにとぐろを巻いている。
人はヘビの絵を書く時、良くとぐろを巻かせるが、ヘビは存外普段はあんまりとぐろを巻かない。
どちらかというと、パイの層みたいに折り畳んだような感じになっていることが多い。
バターはなぜかいつも笑っているみたいな顔をしている。
可愛い。
フグ、アベニーパファー。
豆つぶみたいな大きさだが、なかなかの大食いである。
人慣れしやすくて、人を見ると餌をねだりにぴゅーっと出てくる愛嬌もの。
イモリ。
意外に寿命が長いという。10年くらい生きるのもいるらしい。
さて
仕事仕事。
今週末こそ休めると踏んでいたのだが、ぜんぜんダメ。
またまた土日も仕事である。
ライスワークで消耗すると、ああ自分は残り少ない人生(おおげさだが数字的には確かに残りの方が少ないのだ)なにしてんだ、と思う。
好きな小説だけ書いていたいとか、一年くらい仕事を休んでみようか、などと考えてしまう。
育ち盛りの子どもたちと家のローンなんか考えたら、ただの夢である。
ときどき、今でも独り者だったらどうだったろうと考える。
こんなにがつがつ働かなかったろうか。
私は早朝一人で仕事をするので、そのときはこの家の中がしんとして空気が動かない。
こういう状態が一日中続くのだ。
どうだろう。
もともとが人付き合いの苦手な引っ込み思案の私。
一日誰とも口を聞かずに過ごす日々ばかりになるだろう。
独り身の頃は、そういう生活がめんどうなくていい、と思っていたこともある。
しかし。
それは壮絶な孤独感との戦いでもある。
ほどなくばたばたと階段をけたたましく降りてくる家人の足音がする。
「お腹空いた」
「眠い」
「やばい、今日テストだったぁ」
空気がたちまちかき回され活気づく。
まあ、いいか、と思う。
家族は最小限の社会であり、人間との関わりあいだ。
そこから今の私は逃げることはできない。
愛しているからだ。
こいつらのために消耗するライスワークなら、あきらめもつく。
誰かのために生きるという事は、自分のことが後回しになっても納得するということだ。
今頃知りましたが
10月18日放送のNHK週刊ブックレビューにて
北上次郎さんが「ピーター・ノースの祝福」をおすすめの3冊に入れて下さったようです
ありがとうございます。
「ピーター・ノースの祝福」の書評を
「星星峡」と「フィガロ」にいただきました。
ありがとうございます。
新刊小説「ピーター・ノースの祝福」、大型書店で発売中です。
よろしくお願いします。
読後感想など、コメントでもブログでもいただけたら幸いです。
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