終業式 | 渡辺やよいの楽園

渡辺やよいの楽園

小説家であり漫画家の渡辺やよい。
小説とエッセイを書き、レディコミを描き、母であり、妻であり、社長でもある大忙しの著者の日常を描いた身辺雑記をお楽しみください。

小説
 新年から連載の(日刊ゲンダイっす、よろしく)官能小説のゲラを直している時に、息子が帰宅、あゆみを持って来る。
 今学期は算数をがんばった息子。
「エネルギー充電だ」と、自分で力うどんを作ってもりもり食べている。
 勉強もがんばってほしいけれど、こういう生活力は失わないでほしい。

 さてクリスマス。
 イブはなぜかインド料理屋にカレーを食べに行く。
すでに子どもたちは、個々で友だちのうちやバレエ教室でクリスマスパーティーに参加しているので、あえてうちでやんなくても、という感じだ。
 プレゼントも、前倒しで欲しい物をすでにもらっている。
 そもそもが、我が家の夫婦が、記念日やイベントに乗らなくてもいいや、というスタンスなので、盛り上がりに欠けがちなのだ。
 それでもイベントは嫌いといいながら、ケーキは焼く。
 子どもたちが飾り付けをして、ろうそくに火をつけて「メリークリスマス」と言いながら、吹き消す。誕生日と混同してるかんじだけど、まあ、ふんいきふんいき。

ケーキ