なにかできること | 渡辺やよいの楽園

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小説家であり漫画家の渡辺やよい。
小説とエッセイを書き、レディコミを描き、母であり、妻であり、社長でもある大忙しの著者の日常を描いた身辺雑記をお楽しみください。

hakoneko
 箱大好き。  

 週末のアメブロのアクセスが、普段の3倍になっていた。
 多摩方面の悪徳獣医のおかげであろうか。
 被害者の会の面々は、農林水産省に訴えに行ったそうだ。
 私も文化庁に訴えに国会まで行ったことを、思い出す。
 あのとき、身体を壊すまでがんばったが 事態はなにもかわらないままだった。
 それでもなにか少しでも現状が変われば、と、願う。
 今の獣医法は使役の牛馬が主だった頃のままあまり進歩しおらず、今の多様なペットを飼う人たちにとって
あまりにも旧態依然。法が時代に追いついて行かない。
 離婚300日規制などが、やっと改正されるかどうか、という状態で、夫婦別姓もずっとたなざらし(私は自分の名前で仕事をしていたので、当時盛り上がっていた夫婦別姓案が成立したら結婚しようと思っていた。息子が生まれてしばらくは、息子は私の姓だった。しかし、それから10年、なにも事態はかわっていない)人間様の法律さえ、時代に合わないものがまだまだ多いのに、ましてやペットをや。動物のことなど、全く後回しであろう。ということは、悪徳獣医は開業し続け、無知な飼い主はぼられほうだい、という事態はずっと続くのだ。
 法なんて隙間だらけで、小賢しい人々は、きちんとその隙間をみつけてするするくぐっていくのだ。
 それでは、ひっかかった人間は御愁傷様、でおしまいか。
 なにかできることがあるはずだ。
 悪徳獣医に関しては、今後漫画に書いたり、取材に応じたりできる。
 おのが間抜けさや恥をさらしても、訴えて行けることもあるはずだ。