「仏の渡辺」とあだ名されるほど怒ることをまったくしない僕だが、あまりに怒らなすぎるのも大人としての説得力に欠けるので、今日は強引に激怒してみようと思う。



昨日、語呂合わせについて書いたが、世界中に数ある語呂合わせの中でも一番の名作は

「西向くサムライ」

だろう。

暦の小の月(31日が無い月)を憶えるための語呂合わせ。

2 4 6 9 11(月)
ニシ ムク サムライ。

なにが、名作って

「サムライ」

の部分。

十一を縦に重ねて

「士(サムライ)」

と、変換してあるのだ。

まさに、奇跡の語呂合わせ。

「西に沈む夕日を眺めながら、いつかの天下統一を夢見る織田信長」を想像させてくれる見事な作品である。



となれば、つい昨日秀逸な語呂合わせを思いついたばかりの僕が、大の月(31日がある月)を憶えるための語呂合わせを考え、「西向くサムライ」越えを果たすしかなかろう。



1 3 5 10 7 8 12(月)
Issa goes to Naha twice a week.
(一茶は週に二度、那覇に行きます。)



出た。

すぐにできた、名作が。

簡単に起きた、「西向くサムライ」以上の奇跡が。

かくも斬新な英語作品。

そして語呂合わせだけに、江戸時代を代表する言葉遊びの達人「小林一茶」の名を用いるという粋な演出。

さらに、この語呂合わせが名作であると言える最大の理由が

12→じゅうに→週二→twice a week

という変換。

エニグマ暗号ばりの手の込みよう。

これを奇跡の語呂合わせと呼ばずして、なんと呼べばいいと言うのか。

よく見ると、10月が早めに出てくるが、何月が大の月なのかを憶えられればいいのだから、数字の順番は度外視。

それを差し引いても、とにかく素晴らしい作品である。
 


って、んなわけねえだろ!

駄作もいいとこだよ!

なにが一茶だ!

なにがエニグマだ!

大体、エニグマってなんだ!

調子こいてんじゃねえぞ!

週二で那覇!?

もう住んじゃえよバカ!

てか、まず英語の時点でおかしいんだよ!

無理矢理すぎるにも程があるだろ!

そもそも語呂合わせなんて誰も興味ないんだよ!

次こんなことしたら叩っ殺すからな!