後期高齢者による交通事故のニュースが世間の心配事となっている中、思い立つ事があり老妻と二人で、福島・山形・秋田・青森・岩手・宮城のみちのく歴史・文化を

感じる四泊五日のドライブ旅行にチャレンジを致しました。

 

 車は、私の人生で最後の愛車となりそうな、衝突事故に強いと評判のスウェーデン「ボルボ」で、六月三日(月)午前六時四十分、水戸の我が家を出発、最初の目的地ぱ宮城県白石市の「白石城」で、まず常磐道で「いわき」から磐越道・東北道をひた走り、国見SAで休憩後九時四十分頃に到着しました。

 

 早速、白石城址や天守閣に登り白石市内を望見、また隣接する白石歴史資料館や

白石出身の大横綱「大砲ご右衛門」の銅像などを見学しました。

 白石城は、伊達藩の支城として伊達政宗の腹心である「片倉小次郎」が大阪夏の陣での勇猛果敢な戦に徳川家康が自分の家臣にと懇願されたが、伊達政宗への忠義を貫きそれに感服した家康は一国一城の定めに背き、白石城を与えたと言われておりす。

 

 そして二百六十年後の戊辰戦争のおり、会津を中心とした奥羽越列藩同盟の一員として新政府軍と戦い徳川への忠義に殉じ、賊軍の汚名と家臣団は流刑の辛酸さんを舐めた過去がありました。

 

 ほんの一時でしたが、街の印象は「静かでおっとりした」城下町の風情を感じ、

昼食は、高齢者にはもってこいの「のど越しの柔らかい」白石名物の「温麺」を

古民家風の「やまぶき亭」で食しました。

 

 その後、山形道に入り山形市の中心地に隣接する山形城址と別名「霞城」と呼ばれる霞城公園を訪れました。公園の中心には、上杉の重臣「直江兼続」と死闘を繰り返した「最上義光」の馬上豊かな銅像が設置され、二の丸東大手門や本丸一文字門、最近復元した二の丸東大手門櫓などを見学し、最上家の歴史を強く感じる壮大な景観に感動を致しました。

 

 この日は少し汗ばむ陽気となり、広い公園の散策は高齢者にはちょっと大変でしたが、茶店での「アイスコーヒー」で疲れを癒し、続いて一般道で山形県の名刹立石寺「山寺」へ向かいました。 山寺には二人とも過去に訪れていたので、参拝路の入り口のお土産屋さんで休憩し「ズンダ・ソフトクリーム」を食していたら、騒がしい声の中国人家族より「それは何だ」と聞かれ、「ええこんなところまで中国の方が」と驚き「美味しい」と答え注文をしてあげたが、かの芭蕉の「しずけさや、岩にしみいる、蝉の声」もビックリの流行りのインバウンドだ。

 

 そして、今宵の宿泊地の天童市の「滝の湯」ホテルに四時四十分に到着。

 温泉にたっぷりと浸かり夕食のメインは、定番の山形牛の「すき焼き」を堪能したが、ホテルサービスの「芋煮汁」が逸品でした。

 こうして今日一日は無事終了、明日に向かって就寝・・・その弐をお楽しみに