体の具合が悪いのではなくパソコンの具合が悪くなり、しばらくのご無沙汰を致しましたが、ほんの一週間程度の間にウクライナの戦闘激化やプーチンの習近平訪問など、世界は確実に行ってはいけない方向に進んでいるようだ。

 

 特に昨日、台湾の新総統就任式が混乱の中で執り行われたが、習近平はこの状況を「苦々しい思い」で見ているだろう。

 総統選挙前から、中国寄りの国民党を「金とスパイ」による世論の情報操作を行いながら全力応援したとの事で結果、総統選は負けたが国会は野党が勝利し、台湾国民にとっては不安定な国家運営となっていくだろう。

 

 そして、習近平による軍事力や経済力、外交力による台湾締め付けは一段と厳しくなりそうだが、この状況を台湾国民はどう受け止め、何を感じ、将来をどう見ているのだろうか。金門島周辺は、中国海軍と対峙する最前線の一触即発の環境下にあり、むしろ台湾の暴発を待って「一気に」の機会を待っているのでは。

 

 台湾政府は、アメリカやイギリス、日本なと民主国家との軍事・経済連携を強めて行くとの事だが、日本などは今だ正式な国交は開いておらず、中国の顔色をみながらの対応となっており、更に「中国に卑屈な政党」などが与党自民党に対して「政治活動」を通して中国におもねる行動を起こし、足を引っ張っているとの事である。

 

 また、フィリッピンも同じ境遇にあるようで、南沙・西沙諸島における習近平の領土拡張欲の「島づくり」が国際ルールを無視して連日行われており、フィリッピンの貧弱な小型巡視船は、中国の大型巡視船の放水に「木の葉」のようにいたぶられている映像が流れていた。

 

 この一連の行動を黙認する裏約束を、前大統領が中国と交わしたとの指摘もあるが、フィリッピンの要請を受け日本は、中古の大型巡視船を6隻を円借款でゆずり、インド海軍はイージス艦三隻によるフィリッピン支援行動を行い、アメリカには港など軍事基地を三か所開放するなど、中国との対立機軸が明確になってきた。

 

 これは、日本の尖閣・石垣をはじめ沖縄・奄美諸島なども同じ環境下にある事をもっと日本国民は深く認識すべきであり、様々な妨害のある中、自衛隊や海上保安庁の皆さんは「本当によくやってくれております」が、頼りにならない自民党などと言われないように、本腰を入れてこの危険度が増す東シナ海を始め北朝鮮・韓国などの動向や行動など高いアンテナを張って「想定外」などの言い訳をするような事態だけは避けて下さい。

 

 改めて、海保・自衛隊の皆様のご尽力に感謝・・・