さすが大谷選手だ、公私に渡り全幅の信頼を預けていた人に6億円を超える預金を盗まれるなど裏切られ、心身ともにボロボロ状態と拝察していたが、打率は3割5分、ホームランは7本と好調の状態を維持している。 

 彼は、こんな困難で苦しい日々でも、自分の本質を見失わず自分の人生にチャレンジする姿は、偉大であり人格者だ。

 

 実は私も去年末に、長年に渡り信頼し将来を期待していた若者に「信頼」を背く背信的行為が有りました。 

 彼は日頃より、誰にでも正直に明るく接し、仕事も「滅私奉公」の気概を持って励み、地域や社会に大いに貢献しておりましたが、魔が差したのか金銭的不始末を犯してしまいました。

 

 そして現在、彼は「行政処分」は受けましたが、現在刑事処分について精査中であり、これまでの功績や人柄を思えば、私を含め多くの人が「何とか、寛大な処分」をと考えております。

 

 そういう「暗く、うっとおしい日々」が続く中、先日また別の案件で私の「信頼や信義」を損なう事が起こり、人や組織に対して疑いを持ってしまいました。

 私はこれまで、人との交流や仕事は「性善説」を基本としてきましたが、最近は人の言葉や仕事の裏などをついつい考えてしまう事が有り、そんな自分が嫌になる時もあります。

 

 「罪を憎んで、人を憎まず」の例えはよく耳にしますが、この歳になって何でこんな思いをしなければならないのか、まだまだ人間が出来ていないのか、

 現在、大谷選手のような心の広い考えには至っておらず、改めて大谷選手の後ろ姿が大きく見えております。