皆さんは「東トルキスタン」という国が存在したことを知っていますか。

 中国の西にあるトルコ系のウイグル人が住むエリアで、シルクロードの拠点の一つの「ウルムチ」が首都の機能を果たし、これまで中國の「清」の時代に属国かされるなど独立と侵略の歴史を重ねてまいりました。

 

 ここ近年は、中国が「東トルキスタン」の名を消し去りたいのか「新疆ウイグル自治区」と名付けられ、この地で中国官憲による非道な人権侵害の事案が行われております。

 

 昨日、水戸市民会館で日本ウイグル協会主催の「21世紀のジェノサイド、ウイグルの真実」のテーマで開催、私も水戸市議会議長時代にこの案件で日本政府に対して中国糾弾の「意見書」を提出した繋がりで挨拶を致しました。

 

 今世界は、中国・ロシア・北朝鮮を始め「専制独裁」国家が、身勝手な歴史観や国家感をもとに、人権侵害や侵略、軍事力による挑発などが日常的に行われ、世界の平和秩序が混迷し地球の将来を危惧する状況にあります。

 

 その独裁国家の横暴な事件としてロシアのウクライナ侵略があり、中国のウイグル人に対する人道を無視した残酷な所業の数々があります。 

 中国の習近平は、大中華思想に基づき「一体一路」をかかげ、台湾・フィリッピン・ベトナム、そして沖縄の尖閣で挑発行為を繰り返し、チベット・ウイグルでは

その住民の漢民族化を強行に図っております。

 

 今、中国は東トルキスタンでウイグル人の歴史や文化・宗教はもとより民族の魂までも消し去ろうとして、教育者や歴史学者を始め多くの著名人が行方不明や死亡が確認されており、中国官憲に逆らう住民は職業訓練所の看板のかかる「強制収容所」に送られその数は300万人とも言われております。

 

 国連を始め欧米の民主主義国家は、これら人権侵害の調査結果を踏まえ、中国政府にたいして即刻の「中止」を勧告するも、尊大な態度で「聞く耳持たず」で今日を迎えております。

 

 そして大変残念なのは、我が日本政府は民主主義国家の中核をなしているに、中国に対しては何のアクションも起こさず卑屈としか見られず、これも中国に「おもねる」政党や国会議員、外交官が多いからか、世界から不透明や日和見と思われているのが残念だ。

 

 今日ウイグルでは、女性に対する不妊手術や子供たちが行方不明になっている、

ウイグルの収容所がナチによる「ホロコースト」にならない事を祈っている。