ロシアがウクライナへ侵攻してもうすぐ2年となるが、その戦線は膠着状態に陥り西欧米からの軍事支援も停滞気味となり、侵略当時の「民主主義」を守れの熱い掛け声も薄れ気味となっている。

 

 そして今年は、パレスチナにおいてハマスのイスラエルへの攻撃・人質誘拐が勃発もう既に2万人を超える犠牲者が出ており、その余波でイスラエルに加担する西側一員として日本籍のタンカーが紅海インド洋で襲われる事態となった。

 

 ここ十数年の世界における「平和と紛争」の平和度比率は、6対4ぐらいで平和が勝っているように思えたが、近年の状況は7対3で「紛争騒乱」が勝っているようだ。

 

 発展途上のアフリカ諸国やミャンマーやスリランカなど東南アジア、そして中南米では、反政府ゲリラとの主導権争い、種族や宗教対立などで殺し合いが多数起きており、世界連盟加盟国190か国の内半数以上が国内性情不安定とも言われており、それら対立紛争や戦争には、それらを支援してコントロールする大国がバックに控えており、これも地球規模で平和環境を悪化させている。

 

  その悪化させた原因をつくったのが、まず独善的歴史感覚に基づき領土拡張を進めるロシアのプーチン、大中華思想もと覇権的拡大に猛進し、毛沢東を超えるのが望みの中国の習近平、国民の飢餓を横目にミサイル・核保有を目指し公開処刑など恐怖政治の北朝鮮金正恩、ミャンマーで軍事強圧的国家のミンアウインフライ将軍などの他、それら大国の位置を虎視眈々と狙い自己ファーストのインドやブラジル、イランのトップたちの思惑、更に大問題がアメリカのトランプ元大統領の言動とアメリカ議会・選挙の混乱で、また国際連盟の創立の理念とは裏腹に平和への道は遠のき、その機能が無力化してきた事などではないだろうか。

 

 これらを言い換えれば、世界の民主主義が一部の専制独裁主義に脅かされその意義が失いつつており、例えばウクライナへの軍事支援にしても、方や議会の承認や民意の尊重などで時間と手間がかかりすぎており、また一方独裁者はあっという間に自分の考えを行動に直結する事が可能で、その差は歴然としております。

 

 しかしながら、これら専制主義国の横暴を見過ごすわけにはまいりません、G7国家を始め何としても民主主義的国家が連携し対抗していかねば世界平和はあり得ません。 その紛争や戦争とは縁遠い日本国こそが平和な世に向けてリーダーとなって

頑張る時と思うのですが・・・議員の政治資金のキックバックや逮捕など・・・

 

 来年こそは、世界における日本の存在や個性をいかんなく発揮して頂きたいものであり、それには選挙や派閥問題など政治改革を断固実行すべきだろう。