アメリカバイデン大統領は、各メディアに対し今日16日にもロシアの「ウクライナ侵攻」が始まると世界へ向けて発信した。

 1939年昭和14年9月1日、ナチスドイツ ヒットラーはポーランドに向けて電撃侵攻作戦を開始、当時ポーランドと友好同盟を結ぶイギリス・フランスは9月3日、ドイツに向けて宣戦を布告し第二次世界大戦が勃発した。

 そしてその戦火は太平洋にも及び、日本では日中戦争も含め320万人に及ぶ軍人・軍属・そして民間人の方々が犠牲・散華されました。

 今、ロシアはウクライナ国境線に戦車を中心とした機械化部隊など10万人を集結させ、また黒海には上陸用舟艇など軍艦の配置が終了し、プーチン大統領の侵攻作戦命令を待つのみとの事である。

 この間、アメリカ・イギリス・フランス・ドイツなどの大統領や首相・外務大臣などがプーチンさんや外務官僚との会話を通して「戦争回避」の努力をしてきたが、プーチンさんは核爆弾の使用をほのめかすなど、デッドロックにのりあげていた。

 ロシアは、ソ連崩壊後のバルト三国をはじめ東欧において「NATO}加盟国が増え続け、いよいよ直接隣接するウクライナの動向が「プーチン」さんやロシアの危機意識を高めてしまったのだろう。

 しかし、戦争回避への決め手に欠く西側の足元を見極める老獪なプーチンさんに翻弄されているようで、ウクライナ国民の心情を察すれば、大国の面子などにこだわっていると元も子もなくなりそうで、肉を切らせて骨を切るような譲歩案は無いものか。

 この雰囲気や社会環境は、第二次世界大戦前夜の様相を示しており、もし戦端が開かれれば、第三次世界大戦の始まりで、それは世紀末へ向けての序曲の始まりとなるだろう。

 「ルビコン川を渡る」とは、ローマ時代ルビコン川は異国との境界になっておりローマの法律では「如何なる者もこの川を軍隊を引き連れてローマに入ってはいけない」の言葉で、この川を渡ったらもう後には戻れないとの決断の例えであります。

 プーチンさんは、渡らないで下さいね、渡ったら終わりですよと祈るのみであります。