国会の会期末が迫る中、追加の緊急事態発出が北海道や広島、岡山に出され、野党の先生方から、その発出が遅いだの、単発的だのと与党の対応について追及され、更にワクチン接種でも、接種に至る手続や予約方法について等々でも、立派なコメンテーターや医療評論家、医療専門家から正に百家争鳴の議論や指摘がなされ、菅総理を始め関係閣僚には辛い日々となっている。

 オリンピックの開催についても同じで、メディアを含め無責任な論評や意図的な発言は慎むべきで、「言うは易く行うは難し」とはこの事で、非難や否定をする先生方には、是非その対案や実行計画を提案して頂きたいもので、ただ非難するばかりでは、何の解決にもつながらないのでは、女性都知事を始め自党の勢力拡張や選挙対策の政局がらみの発言では、何におか言わんやの心境である。

 先日、野党の先生がコロナの件で「想定外」を想定するのが政権の責務と声を大にして吠えていたが、私も全くその通りだと思うが、しかしその先生からは、中国の覇権的野望やウイグル、内蒙古での強圧的な漢民族化、北朝鮮拉致救出、韓国の無秩序の日本叩き、ミャンマーでの人権破戒、イスラエルとパレスチナの戦闘などについての論評や避難の声をを聞いたことが無く、取り分け日本に身近に迫る「想定外」の台湾海峡への軍事圧力や尖閣周辺の中国海警の跋扈など、国家の主権に係る緊急事態をどう考えているのかその本心を聞いて見たいものである。

 最近地震も多発しており、それらに迅速に対応できる強靭で強い日本国政府になってもらいたいと切望している国民は多いはずである。