昨日、水戸市教育総合研究所の大ホールにおいて、高橋水戸市長の参加の基に「旧水戸城大手門等復元整備促進委員会」が、事業報告や決算報告の承認を得て解散を致しました。

 思い返しますと、平成27年3月に水戸城大手門復元に熱い情熱を傾ける「実行委員会」がスタート、私の提案した「一枚瓦城主」募金活動を中心に、官民協働の理念で市民参加型の歴史の街づくりが推進され、総額9千万円弱の瓦代が整備事業で生かされ、水戸ならではの風格溢れる歴史的景観形成が完了しました。

 そして本事業により、弘道館や水戸学の道周辺は、激動の明治維新前夜の「古の水戸城址が復興」し、日本遺産認定の地に相応しい歴史環境が整い、全国の水戸と同じような環境を持つ類似歴史観光都市に名実ともに追いついたところです。

 水戸第二中学校の白壁通りから始まったこの事業も約17年という歳月を要しましたが、本事業の解散式に当たり、私は、先人たちの遺徳や偉業に少しでも報いる事が出来たのではないかと自負をしております。

 そして一番の功労者は、一枚3000円の瓦に水戸を愛する心を託して頂いた多くの市民の皆様であり、企業や各種団体の皆様方です。 皆々様には心よりの感謝の誠を捧げたいと思います。