先日富岡町の事務所に行ってきた。友人に手伝ってもらって事務所の線量を計りに行ったのだ。事務所の現地再開を模索するためだ。


事故から3年以上経過した。現在の福島県双葉郡富岡町王塚関ノ前にある事務所の現在の室内空間線量は、事務所の中央で計ると0.31μ㏜、けれど事務所の屋外平均になると2.51μ㏜となる。屋内で少し仕事する分には問題ないかな~でも思ってたよりも高いな~というのが率直な感想。外の地表や、苔などに近づけるとあり得ない数字に上昇する・・・逃げろっ!て思う。ここで暮らして日常生活を営むのは当分難しいだろうなぁというのが自分の印象。


町中の至る所にホットスポットが点在している。除染やインフラ整備もまだまだこれからだ。第一原発から10キロという位置にある富岡町。第2原発も抱えている。すぐ隣町に中間貯蔵施設ができ、町内にも廃棄物処理のための管理型処分場もできる予定だ。数年後、町が避難指示解除をしたとしてもその時点で子供からお年寄りまで安心して暮らせる町になるだろうか?数年じゃ無理でしょ。また避難する羽目になるのはごめんだ。

放射性物質を運んだトラックが頻繁に行き交う中、子供を通学させることを想像しただけでも現実的じゃない。




ここで安心、安全を手に入れるには何年も何年もかかるだろう。



一方で復興はいち早く取りかからねば町が死んでしまう!急がねばっ!ていう思いもある。いち早く復興ののろしをあげたい。



ここで自分の中に矛盾が生まれ、いつも八方塞がりになる。

最近は自分の中でこれの繰り返しのような気がする。

復興と安心安全が対立しているからなのだ。

強引に復興を進めようとすると、それは安心安全を軽視することになり、安心安全を優先すると復興に手がつけられないという矛盾する現実。

そう、これが現実なのだ。

復興と安心安全が共生できる未来はどうすればいいのか??

どうすれば両方手に入れられるのか??



今日は一休さんになり、明日は暴れはっちゃくになる。