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今日は、「ゆめこ」の名前の由来にまつわるお話です
ゆめこは、処分場から保護していただいた時に、ＧＯ！さんから「ひめ２」と
いう名前をつけてもらいました。
一昨年の５月に亡くなった、小山っ子の「ひめ」ちゃんに出来なかった事を
すべてやってやりたい、「ひめ」ちゃんの分まで幸せになれるように
という想いから名付けてくれたそうです
とても素敵な名前だと思いましたので、我が家に来てからも、そのまま
「ひめちゃん」と呼んでいました
我が家は定年退職した父が家にいるため、基本的にのお留守番は
ありません。
「ひめ」も一人で過ごす事がほとんどなく、常に家に誰かがいる状態で、
落ち着いて過ごしていました。
そんな折、事件が起こりました
「ひめ」が家に来て、まだ一ヶ月も経たない頃でした。
（以下は父に聞いた話です）
父が近所まで買い物へ行くため、「ひめ」をゲージに入れて出かけました。
約20分後、戻ってくるとゲージ（金属製）は捻じ曲げられ、鍵は破壊され、
「ひめ」がいません。
父は大慌てで家中を探しました。２階の隅々まで探しましたが、「ひめ」の
姿はどこにもありません。
父は玄関の鍵もきちんと閉めて出かけたのです。
すると、１階の網戸の網が破られているのを発見。
暑い時期だったので、「ひめのために風通しを良くしておいてやろう」と、
父が気を使って網戸にしておいたのが裏目に出てしまったのです。
網戸の戸はきちんと閉められたままでしたが、網の部分に大きく穴が
開いており、そこから逃げ出したのです。
爪でひっかいたのか、歯でかじったのかは分かりませんが、「ひめ」が
通れるほどの穴がぽっかり開いていました。
父は血相を変えて外に飛び出しました。
車にひかれていたらどうしよう、迷子になってもう帰ってこなかったら
どうしよう・・・最悪の事態が頭をよぎったそうです。
父は、寿命が縮む思いでした。
全速力で家の前の道路に出て、「ひめ～！」「ひめ～！」と大声で叫び
ました。人目もはばからず、大声で。
通行人がびっくりして、みんな振り返りました。
すると・・・
道路の反対側の歩道を、「ひめ」がひょっこり歩いてこちらへ向かって
来たのです。
いつもの愛嬌のある笑顔で、のんきに尻尾をフリフリ
どこからか拾ってきたおみやげ（腐った生ごみの魚！！
）を大事そう
にくわえて。
そして、父の腕の中に一目散に走ってきました。
父は「ひめ～！ひめ～！」とひめを抱きしめ、言葉にならない安堵感で、
涙が出たそうです。
父から連絡があり、家族全員慌てて帰宅
無事に帰ってきた「ひめ」ですが、とにかくこの世のものとは思えないほど
の強烈な臭い
すぐにお風呂行きとなりました
あの腐った魚はどこから持ってきたのだろうか？？？
未だに謎です・・・。
ゴミ捨て場から拾ってきたのか、ご近所のゴミ箱を漁ってきたのか
そして、父が風呂上りのひめに向かって一言。
父「今日からお前の名前は、〔ゆめ〕だ！」
私「はっ？何でいきなり！？」
父「今までつらい犬生だったから、これからは夢のある生き方を！という
意味で〔ゆめ〕に決まりだ」
私「別に〔ひめ〕でいいよ、変えるのめんどくさいし・・・」
父「いや、〔ゆめ〕なんだよ！
」
私「小山っ子の思いが詰まっているんだから、〔ひめ〕のままで
いいんだってば
」
父「〔ゆめ〕の方が絶対にいいんだよ！じゃあ、女の子だから子を
つけて〔ゆめこ〕にするぞ！」
私「だから、何で！？だいたい子をつければいいって問題じゃないし・・・」
＜中略＞
しばし、くだらないケンカ
（犬も食わない）
すると母が・・・
「お父さんね、ひめがいなくなって必死に「ひめ～」「ひめ～」と叫びながら
ひめを探していた姿が、まるで〔姫に逃げられた爺や〕みたいに思われた
んじゃないかって、急に恥ずかしくなったみたいよ。
それで一生懸命、他にいい名前はないかな？と考えていたんだよ」と。
プププ
今どき、〔お転婆な姫に振り回される爺や〕みたいな、シチュエーション
ないだろう（笑）
でも、知らない人から見たら、いい歳した変なオヤジが「ひめ～」なんて
叫んでいる姿は、頭おかしいと思われるかもね。
まさか、「ひめ」が犬の名前とは分からないだろうしさ。
なるほど、そういう事で改名を言い出したのか・・・
そんなわけで、「ひめ」ちゃんから「ゆめこ」になりました。
父がとって付けた理由かもしれないけど、これからは夢のある犬生を
歩んでほしい
今回、すぐに見つかり大事には至りませんでしたが、脱走により不幸な
結末になる可能性も大いにあったのです
ゆめこはかなりの頭脳と運動能力、そして馬鹿力を持っているため、
私達の想像をはるかに超えた行動をします。
ゲージに入れただけでは不十分。
どうしたら安全に留守番が出来るか。。。。
そして、二度とこんな事が起こらないように、我が家の「ゆめこ脱走対策
プロジェクト」が発足したのです。
内容は長くなるので、またの機会に続く
＊ＧＯ！さんへ
せっかくの素敵な名前をこんないい加減な方法で改名してすみません。
ＧＯ！さんには「素敵なぴったりな名前ですね」と言われたので、今日
まで真相を言えませんでした
そして、脱走させてしまい、申し訳ありませんでした。
託していただいた大切な命ですので、家族全員で気をつけています。
＜本日のおまけ画像
＞
ゆめこの大好きな香貫山
「ひゃっほ～！！」
テンションです。
こんな上まで登ったよ
狩野川も海も見えるね
ゆめこの命を救ってくださったのは
GO！保護犬ＧＯ（猫も）
さん。
保護されているのは、一握りのラッキーな犬達だけ。
まだ助けを待っている犬達がたくさんいます。
目指せ！飼育放棄ゼロ！殺処分ゼロ！
知ってください、現実を。。。