可視化 | 渡辺 力 オフィシャルブログ

可視化

私の関心があるひとつのことなんですが、昨日の新聞で、警察と検察に、取り調べの全過程の録音・録画(可視化)を法律で義務づけることが確実になった。と記載されていました。

この議論が始まってから3年も経ってようやくおおむね了承されたようです。

郵便不正事件で無罪になった村木厚子さんや弁護士の委員などは「冤罪を防ぐには、全事件での可視化が必要」と主張していると聞いています。私もそのとおりだと考えています。

警察が主張しているのは、可視化の範囲は取調官の裁量に委ねるべきなんです。警察の主張はおかしいと思いませんか?だって、この議論のきっかけは、郵便不正事件を巡る地検特捜部の証拠改ざんというとんでもない犯罪行為から始まったんじゃないですか。

私がなぜ関心が高いかというのは、少年犯罪など小さな事件では、少年たちの言葉の表現力の乏しいことを良い事に、取調官による、いいかげんな供述文章になっていることがあるんですよ。

早急に、可視化の対象事件の拡大にむけて努力していくべきだと考えます。