国分寺崖線の散歩 6 滄浪泉園 | 渡辺丈三郎の旅行、食事など日々の備忘録

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国分寺崖線の散歩をしました。part6

真明寺から歩いて「滄浪泉園」へ行きました。

 

 

「滄浪泉園」入口

 

 

 

 

滄浪泉園は、武蔵野台地から沖積層底地へ移るところに位置しています。

この傾斜地は古代多摩川が南へ移って行った途中作った古い段丘の1つで、国分寺崖線と呼ばれています。

崖下からは、豊かな地下水が湧き出て、これを一般に「ハケ」と呼んでいます。

 

おもにアカマツ、スギ、モミジなどが混成する森です。

これらの樹林によってハケの地下水も保たれ、また野鳥の好む実をつける低木類も植えられていますので、野鳥や小動物にとっては好適な環境になっています。

 

 

 

 

 

水琴窟があります。

とても素敵な音です。

 

 

 

 

崖線の下の方に池があります。

 

 

 

 

 

湧水が流れています。

東京の名湧水57選に選ばれています。

 

おだんご地蔵

このお地蔵様は正徳三年(1713)

今からおよそ266年前、念仏供養のためにまつられたものです。

何を見、何を想っているのでしょうか。

素朴で柔和なお顔立ちは、このお地蔵様がたどって来た長い歳月を私たちに語りかけてくれるかのようです。

お地蔵様の足元にはエビネが自生し、5月ごろには花のじゅうたんを敷きつめふくいくとした香りを届けます。

 

 

鼻欠け地蔵尊

この石仏は、寛文6年(1666)

今からおよそ213年前に庚申さまとしてまつられたもので市内で最も古いお地蔵様です。

信仰のため何度も触られたからでしょうか、目や鼻などが欠け落ち、昔の人の厚い信心が伝わって来るようです。

背後の椿は、樹齢100年を悠に越すと見られ季節には真紅の花を散らせお地蔵さまを飾ります。

 

 

 

国分寺崖線を上手に利用し、庭園や湧水からの大きな池、多くの樹木の中を歩く遊歩道など静かな佇まいの素敵な緑地でした。

 

 

この後、武蔵小金井駅に近い「黄金の井戸」へ行きました。

 

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