こんにちは、渡辺俊幸事務所web担当です。

 

 

本日は2024年2月10日(土)・11(日)・12(月祝)に東京・めぐろパーシモンホールで上演される「日本オペラ協会公演 日本オペラシリーズNo.86 『ニングル』新作初演」(原作:倉本聰さん)と、これに伴って2023年8月22日(火)に北海道・富良野演劇工場で開催されるイベント「オペラ『ニングル』初上演記念 倉本聰~今、ニングルを語る」(配信あり)についてのお知らせです。

 

そしてオペラ「ニングル」は、渡辺俊幸が音楽を担当させていただきます。

 

 

前述のように、「ニングル」は「北の国から」や「やすらぎの郷」でおなじみの脚本家・倉本聰さんが原作を書かれています。

 

今回原作となったのは1993年に倉本聰さんが主宰する「富良野塾」によって初演された戯曲「ニングル」ですが、その8年前の1985年にはその更に元となった小説版の「ニングル」が出版されています。また、2002年に出版された派生作品である「ニングルの森」もあり、それぞれあらすじが多少異なっています。

 

戯曲「ニングル」は1993年以降たびたび上演され長年ファンに愛されてきた作品でしたが、このたび日本オペラ協会の公演としてオペラ化されることになりました。

 

 

ニングルは北海道を中心とする日本とロシアに居住する少数民族・アイヌの伝説に登場する小人(こびと)のことを指し、倉本聰さんの「ニングル」には、ニングルが森の妖精として登場します。

 

そしてオペラ「ニングル」は、北海道・富良野の開拓者の村であるピエベツが舞台です。

 

村の若者・勇太(ユタ)とかやの結婚式の夜、ユタと妹のスカンポ、そしてユタの幼馴染で義理の弟になる才三の3人は宴会を抜け出して昔よく遊んだ森へ行くのですが、そこで体長15cmほどの小さな人間に出会うのです。

 

この小人がまさにニングルなわけですが、ニングルは「森を伐るな、伐ったら村は滅びる」という警告を残して去っていきます。

 

才三はこのニングルの警告を信じて村人に伝えますが、多くの村人はニングルの存在を信じようとせず、警告も受け入れません。

 

そればかりか原生林伐採を邪魔されることを恐れ、口封じさえ画策することに。

 

そして才三と一緒にニングルの警告を聞いたはずのユタまでも、ニングルの警告を無視し、存在を否定して開発を進めようとします。

 

その結果、村は豊かにはなるのですが、やがて様々な災害が自然からの警告という形で村を襲い・・・というのが「ニングル」の大まかなストーリーです。

 

 

倉本聰さんの「ニングル」で一貫して訴えられているのが「人類の地球環境破壊に対する警鐘」です。今でこそ私たちの生活において環境問題を意識するのは当たり前になっていますが、1985年の時点で既に倉本聰さんは「ニングル」を通じて人々にこの問題を訴えかけていたのは、まさに慧眼といえるでしょう。

 

 

このオペラ「ニングル」は2024年2月に上演され、チケットは2023年9月30日に発売されるのですが、それに先立ちまして2023年8月22日に「オペラ『ニングル』初上演記念 倉本聰~今、ニングルを語る」というプレイベントが開催されることになりました。

 

※オペラ「ニングル」の公演詳細やチケット発売については後日改めてお知らせしますが、お知りになりたい方は以下のサイトをご覧ください。

 

 

 

こちらのイベントは2部制となっておりまして、1部では「現代、自然界、精霊伝説からオペラへ」と題したトークショーを行います。こちらは倉本聰さんはもちろん、オペラ「ニングル」の音楽を担当する渡辺俊幸も出席致します。

 

そして2部では富良野塾8期生で女優の森上千絵さんによる童話「ニングルの森」の朗読と、 才三役の海道弘昭さん、かつら役の佐藤美枝子さんによるオペラ「ニングル」の曲の一部の歌唱をお聴きいただきます。

 

 

そして明日7月18日(火)から、こちらのイベントのチケットが発売されます。イベント会場は北海道の富良野演劇工場なのですが、ライブ配信も行われますので全国どこにお住まいの方でもご覧いただくことができます。

 

またライブ配信チケットをご購入の方はアーカイブ配信(録画)もご覧いただけますので、イベント当日にご覧いただけない場合は後日視聴期間内のご都合のよい時にご覧いただくことも可能です。

 

 

渡辺俊幸がオペラの音楽を手掛けるのはオペラ「禅」 ~ZEN~に次いで2作目となりますが、今回も渾身の力を込めて作曲を行っておりました。


その成果をぜひオペラ「ニングル」でお楽しみください。

そしてまずはプレイベントをご覧いただき、「ニングル」の世界に触れてみてください。

 

 

イベントの概要とチケットの発売に関する詳細は、以下の通りです。

 

 

 

 

オペラ「ニングル」初上演記念 倉本聰~今、ニングルを語る

 

 

【開催日時】

2023年8月22日(火)

開場:18時半

開演:19時(21時終演予定)

 

 

【会場】

北海道富良野市・富良野演劇工房(ふらの演劇工場内)

(配信あり)

 

 

【出演者】

<第1部>トークショー「現代、自然界、精霊伝説からオペラへ」

倉本聰(原作)・渡辺俊幸(作曲)・岩田達宗(演出)・江原啓之(オペラ歌手)・吉田雄生(オペラ脚本)

 

<第2部>朗読と歌

朗読:童話「ニングルの森」より 森上千絵(俳優)

歌:オペラ「ニングル」より 海道弘明(才三役)、佐藤美枝子(かつら役)、松本康子(ピアノ)

 

 

【チケット料金】

5,500円(配信・会場共に)

(いずれも税込み)

 

 

【チケット販売】

チケットは7月18日(火)10時から、以下のプレイガイド等で一般発売開始。

 

「会場観覧」と「配信視聴」ではチケットの購入方法が異なりますのでご注意下さい!チケットご購入時は、そのチケットが「会場観覧用」か「配信視聴用」か、必ずご確認の上ご購入下さい。

 

 

◆会場観覧をご希望の方

ローソンチケット(Lコード:11393)

イープラス

日本オペラ振興会チケットセンター(03-6721-0874 平日10時~18時)

道新プレイガイド(0570-00-3871 10時~17時 日曜定休)

市民交流プラザチケットセンター(北1西1 札幌市民交流プラザ2階)

セイコーマート 店内マルチコピー機(セコマコード:D23082202 販売期間7/18~8/15)

 

※リンク先が無効の場合、各サイトのトップページより「ニングル」「倉本聰」などとキーワードを入れて検索してください。

 

 

◆配信視聴をご希望の方

イープラス

ZAIKO

 

※配信チケットをご購入いただくと、8/28 23時59分までアーカイブにて繰り返しご視聴が可能です。

 

 

【お問い合わせ】

日本オペラ振興会チケットセンター

03-6721-0874(平日10時~18時)

 

(以上敬称略)

 

 

 

 

皆様の会場へのお越し、ならびに配信のご視聴を、心よりお待ちしております!