昨日は、新作オペラ「ZEN」の制作発表のため、日帰りで金沢へ行って来ました。

 

記者会見は、北國新聞、読売新聞、朝日新聞、中日新聞、北陸朝日放送等の報道陣が集まる中、石川県立音楽堂にて行われました。

 

 

 

 

金沢出身の世界的な哲学者である鈴木大拙と西田幾多郎が今年生誕150年を迎えるにあたり、二人を主人公にした新作オペラを金沢芸術創造財団や全国のホール等が共同で出資して制作する事になりました。

 

脚本は、鈴木大拙館(金沢市)の初代館長を務めた劇作家の松田章一さん、そして作曲は、私が担当します。

 

「ZEN」というタイトルですが、決して哲学的な硬い内容ではなく、大拙氏と彼の妻になったアメリカ人女性のビアトリスとの愛と死を描きつつ、最後には宗教的な法悦感に聴衆を誘えるような格調高く感動的でありながらエンタテインメント性の高い作品にしたいと思っています。

 

初演は、11月22日に金沢歌劇座、来年2月7日に高松市のレグザムホール、同月21日高崎技術劇場で上演します。

 

金沢、高崎は、オーケストラ・アンサンブル金沢、高松では瀬戸フィルハーモニー交響楽団が演奏。

 

指揮は、金沢がブザンソン国際指揮者コンクールで2011年に優勝して以来国内外で活躍されている垣内悠希さん。高松、高崎では、スウェーデンのイエーテボリ歌劇場の音楽監督ヘンリク・シェーファーさんが担当。