こんにちは。
渡辺俊幸事務所ブログ担当です。

今日から10月ですね。
にも関わらず私の仕事場の温度計は28度・・・
地球の未来が心配になる今日この頃です。

さて、今日は大事なお知らせが1点ございます。

渡辺俊幸が音楽を担当させて頂きました
NHK連続テレビ小説「おひさま」の再放送が
本日より始まりました。


【日程】
2012年10月1日~2013年3月30日

【放送時間】
7:15~
19:00~
1日2回放送します。

【チャンネル】
NHK BSプレミアム


「おひさま」は戦前から戦後にかけて生きてきた、
そば店の店主の生き様を振り返る、という形でお話しが進んでいきます。
(最終的には「何でも屋」になりますが、最初はあくまでも「そば屋」です)

井上真央さん演じる主人公の陽子は1932年に東京で生まれますが
10歳の時に心臓の悪かった母の療養のために長野県の安曇野へ
一家で移住します。

しかしすぐに母親は死んでしまいます。

後に女学校へ進学、そこで親友に出会い、教員になることを志し、
難関の師範学校へ進学して、教員となって母校へ舞い戻ります。

やがて高良健吾さん演じる松本市内のそば屋の息子、
和成と見合い結婚。しかし結婚の翌日、和成は戦地へ。

終戦を迎え、和成は無事帰還。
2人の間には娘・日向子が生まれます。
陽子は教員を辞めて醸造メーカーの経理の手伝いを、
和成は電気会社のサラリーマンをしながら新たな暮らしを始めます。

和成はその後、両親の願いもあって会社を退職し
家業のそば屋を継ぎますが、1950年の「松本の大火事」に巻き込まれ
店舗が全焼してしまいます。

これがきっかけとなり、2人は安曇野でそば屋「百白花」を開店します。
そして・・・という感じの内容なんですが、

このドラマの見所としては戦中、戦後という
時代の荒波に揉まれながらも、陽子の母が遺した
「つらいときも、笑うのを忘れないで。女の子は太陽なのよ」
という言葉を大切にして生きていく、
常に明るく前向きな陽子の生き様です。

陽子はまさに太陽のような明るさで、家族はもちろん、
周りの人々の世界を照らしながら激動の昭和を駆け抜けていきます。

このドラマが放送されたのは2011年4月から10月までの半年間でしたが
放送開始直前に東日本大震災が発生。
考えられない偶然ですが、大事な家族やそれまでの平穏な暮らしを、
地震や津波であっという間に奪われてしまった被災地の方々、
そして未曾有の国難に立ち向かう日本人の心情に
大きく響くドラマだったと思います。

このドラマの音楽を渡辺俊幸が作曲しておりまして
主題曲の「おひさま~大切なあなたへ」は平原綾香さんが歌い、
この曲で渡辺俊幸は日本レコード大賞編曲賞を受賞しました。
これは皆さんもよくご存知だと思いますが、実はこの主題曲、
というかメインテーマ、当初はインストでした。
つまり歌詞は入っていなかったんですね。

しかし前述のように、時期が時期だったということもあって
このメインテーマに対する問い合わせがNHKに殺到し、
渡辺俊幸が平原綾香さんに歌唱を打診、
「おひさま」の脚本家の岡田惠和さんが歌詞をつけて
レコーディングが行われました。
(平原綾香さんが歌う主題曲は2011年7月16日以降の
毎週土曜日の放送日のみ流されました)

YouTubeで公開されている、ドリーミュージック(平原綾香さんの所属事務所)
公式の映像をどうぞ。



この曲を聴くと不思議と目頭が熱くなってきます。

放送終了から1年が経ちましたが
今このタイミングで「おひさま」をもう1度見返してみて
陽子に明るく照らされて見るのもよろしいのではないでしょうか。

お時間のある方はぜひともご覧頂きたいと思います。