本日は、第7回目を迎えるローランド(株)が主催のRMSファンタスティック・ピアノコンクールの決勝大会に審査員として参加して来ました。
場所は、第一生命ホール。

RMSは、ローランドの音楽教室の事を指しますが、このコンクールは、その音楽教室の生徒さんでなくても受ける資格があるコンクールなのです。

部門は、小学生の部、中高生の部、一般の部と別れていて、全国から応募のあった3000名ほどの中から勝ち抜いた40名の方々が参加されました。

このコンクールの特徴ですが、この決勝大会用に編曲された課題曲は、必ずしもクラシカルなものに限らず、ジャズやラテンの要素などを取り込んだポピュラー音楽も含まれており、その中からそれぞれが自分の好みや持ち味に合わせて自由に選んで演奏するという事、そして小編成ながらもストリングスセクションを含むオーケストラをバックに演奏出来るというのが、他のコンクールでは、なかなか経験出来ない画期的な事なのです。

そして、それぞれの部から最優秀賞と優秀賞が計6名選ばれるのですが、賞金も出るのです!(それぞれ30万円と15万円です。)

14時半に開演して、18時半まで40名の演奏を甲乙付けるために真剣に聴き続けるのは、責任もあるだけに、ある意味では大変でしたが、3000名から選び抜かれているだけあって、みなさんなかなか優秀な腕前で感心させられました。

私も今回、審査員として参加してみてこのコンサートのことを知った訳ですが、こんなユニークで素晴らしい内容のピアノコンクールがあることをより多くの方々に知っていただきたいと思いました。

最初に書いた通りプロフェッショナルまでも含めどなたでも参加可能なのでピアノの腕に自信のある方は、是非次回参加されてみてはいかがでしょうか。




審査員を務めた方々と共に。
前列左より、審査委員長を務められた服部克久先生、ピアニストの花房晴美さん、後列左より、ローランド(株)取締役会長の壇 克義さん、私、ピアニストの小原 孝さん。