本日は、日本作編曲家協会(JCAA)の理事会と総会に出席してきました。

JCAAは、商業音楽の世界で活躍されている作曲家、編曲家によって作られている団体で、生楽器を使用したスコアを書きプロとしての実力が理事会によって認められた者のみが入会を許されるプロフェッショナル集団と言えます。

服部克久さんが会長、小六禮次郎さんが理事長で、私も常任理事という立場です。

私がこの会に入って良かったと思うことは、普段なかなか出会えない作編曲家同士で顔を合わせる機会が出来たことです。

理事会などが終わった後に、近況を報告し合うことも有意義ですし、アレンジャーサミットと呼ばれる、会員6人ほどが出演するコンサートなどで地方へ行った時などは、作曲家同士ならではの本当に楽しく貴重な時を過ごす事が出来ます。

もう、何年も前の事ですが、服部会長、昨年亡くなられた宮川泰先生、小六禮次郎さん、萩田光男さん、ボブ佐久間さん、直井隆雄さんたちとコンサート終了後に宿泊先のホテルの服部会長の部屋に集まって、夜中遅くまで、お酒を飲みながら、音楽の事や若き頃の話など、普段聞けない話を語り明かした事は、私にとってとても貴重な思い出です。

今後は、これから作曲家を目指す若い人たちにむけて私たちが出来る事を何かやっていこうという趣旨の元に学生会員制度を設ける事なども考えています。今年の秋ごろから募集となりますが、入会が認められると、JCAA所属の作家との懇親会、仕事の現場の見学、ホームページを通しての作編曲に関する講座の閲覧などの特典が得られるような内容になると思います。

プロの作家に出会える貴重な会員制度なので、音大生には、朗報だと思います。楽しみにしていてください。



総会終了後の懇談会にて、小六禮次郎さん(右)と寺嶋民哉さん(左)と共に。
小六さんは、私にとって兄貴分的存在です。不思議なほど色々な事を話し合える仲です。
朝ドラ「どんど晴れ」をBS2で見ると続けて小六さんが音楽を担当した「さくら」の再放送があります。

寺嶋さんも映画やテレビの音楽で大活躍ですが、最近では「ゲド戦記」が大ヒット作だと思います。