金沢から本日、帰京し、いったん自宅へ戻った後、夕方から2つの打ち合わせがありました。

一つ目は、4月に行われるイベントの打ち合わせ(詳細については、決定次第お知らせします。)2つ目は、8月24日の35周年記念コンサートの内容についての最終打ち合わせでした。
さて、金沢に行っている間、持って行ったPCの調子が悪かったためブログの更新が出来ませんでしたが、その間のみなさんからの書き込みを読み、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました!

おかげさまで、2公演とも大成功でした!

金沢での中西保志さんとのコンサートは、私が想像した通り中西さんならではの独特の味わいのある抜群の歌唱力の魅力とオーケストラのサウンドが極上のブレンド感で融合し、魅力的な音楽的世界を作り上げる事が出来たと思います。

2日間のお付き合いでしたが、音楽以外の事も黒沢映画のことから仏教哲学にいたるまで幅広く語り合う事が出来、一つの事を深く掘り下げて研究していくタイプの人である事もよく判りました。今後も公私ともにお付き合いして行きたいと願っています。




コンサート終演後に中西さんと共に。


コンサート当日の2月3日は、私の誕生日だったので、打ち上げの席でみなさんからお祝いしていただきました。中西さんからはアカペラでのハッピーバースデイの歌のプレゼントをいただき、思い出に残るバースデイの夜となりました。

前列左から中西さん、私、OEK事業部の大海さん、中西さんのマネージャーの太田さん、後列左からOEKのヴァイス・ゼネラルマネージャーの後藤さん、お店の女将さん。(金沢駅から徒歩5分ほどの場所にある高崎屋というお店ですが、魚も極上でお料理もお持て成しも最高でお薦めの店です。電話0120-166696、076-231-3589)

さて、昨日の富山でのコンサートは、中西さんとのコンサートと比較するとオーケストラの演奏が中心のコンサートでした。1部は、NHK大河ドラマの音楽を中心にテレビドラマのメインテーマを演奏しました。私以外の作曲家の作品も全てご本人からスコアを借りての演奏なので、テレビから流れたままのサウンドを聴いていただけたわけです。こういったことも私のこだわりのひとつで、映画音楽などを演奏する場合も出来るだけ作曲者本人が書いたスコアを使用することを基本とし、無理な場合は、私が編曲をするか、私が納得のできる出来るだけレベルの高い編曲が施されたスコアを使用するようにしています。

2部には日野皓正さんに登場していただき、日野さんのジャズワールドとオーケストラの融合を楽しんでいただきました。

今回は、久しぶりにピアニストの西直樹さんと共演出来た事も大きな楽しみでした。
西さんは、ジャズピアニストとして活躍されていますが、学生時代は、クラシックの方もリストやラフマニノフのピアノコンチェルトまで弾きこなしたほど、テクニックと幅の広い音楽性を持った方です。

今回も千住明さん作曲の「宿命」第一楽章のピアノコンチェルトから日野さんとの二人だけでのぶっつけ本番のなんの取り決めも無い完全な即興演奏まで幅の広い音楽的世界を聞かせてくれました。



日野さんは、高校生時代ジャズドラムの演奏に明け暮れていた私にとってスーパースター的な存在の方でしたが、この歳になってこんな形で共演出来るようになるとは、当然想像もできなかったわけで、本当に人生というものは、先にどんな幸せが待ち受けているか判らない物ですよね。