「親鸞さま」の作曲は、完成まで後一息という所まで来ました。

今日は、午後からサントリーホール近くの全日空ホテルのラウンジで日本フィルハーモニーの広報の担当の方と来年の8月24日に行われる私の音楽家生活35周年記念のコンサートの打ち合わせをしました。月に一回ずつ位ミーティングをして内容をより良い物にして行こうと思っています。

ミーティング終了後には、サントリーホールに移動して西本智実さん指揮による日本フィルハーモニー交響楽団のゲネプロを聞かせてもらいました。というのは、最近、パソナミュージックメイトなどで協力さてもらっている株式会社パソナの南部靖之社長のお嬢さんの南部靖佳さんがモーツアルトの「フルート・コンチェルト」を演奏するという事でご招待を受けたのですが、夜の本番の時間には、私は、かねてからチケットを購入していたミシェル・ルグランさんのコンサートに行かなければならず、それではということでゲネプロを聞かせていただくことにしたのです。

ゲネプロですから、客席には、ほとんど誰もおらず、自分で好きな席を選び、なんとも贅沢な音を味わいました。

ゲネプロ終了後は、渋谷に移動し、オーチャードホールにてミシェル・ルグラン&グランドオーケストラの演奏を聴きました。現在75歳のルグランさんですが、ステージの彼は、とてもお茶目で陽気で曲の合間は全てトークし、そして指揮をし、ピアノを弾き、歌うというなんとも精力的といえるパフォーマンスで特にピアノの技量に圧倒されました。物凄い音数のピアノを弾きながら歌唱には、本当に驚かされました。

私の友人でもある歌手のクミコさんがゲスト歌手として出演し、ルグランさんの弾くピアノをバックに2曲ほど素晴らしい歌声を聴かせてくれました。私たちが幼少時代から既に天才性を発揮し世界レベルの音楽であったあこがれのルグランの伴奏で歌えたという事は、私にしてみると、なんてクミコさんは運が良いのだろうと思ってしまいました。

ルグランさんのお姉さんであるクリスチャンヌ・ルグランさんもゲストで登場し「シェルブールの雨傘」などを歌いましたが、なんと今年80歳だそうで、年齢をまったく感じさせない歌声に驚かされました。80歳と75歳の姉弟の共演とは、何とも素晴らしい事ですよね。

このコンサートには、音楽家がたくさん詰めかけていて、何十年かぶりに赤い鳥時代にお世話になった作曲家の村井邦彦さん(翼をくださいの作曲者)にお会い出来たのも嬉しい出来事でした。

そして今回の演奏家の中にドラマーの村上ポンタ氏も参加しており、コンサート終了後に楽屋を訪ね久しぶりの再会を果たしました。




コンサート終了後にクミコさんと記念撮影。
ルグランさんとも2ショットの写真を撮りましたが、ご本人に許可を取るのを忘れたため、公開は、残念ながら控えさせていただきますね。