昨日の「題名のない音楽会」は、ディズニー映画からの音楽の特集でした。

ディズニー映画からは、たくさんの名曲が生まれており、世界中の人々から愛されています。
番組では、指揮者の佐渡裕さんが、それぞれの曲は違う作曲家が作曲しているのにも拘らず、どの曲もディズニーの烙印が押されているようなイメージを感じると解説していました。

私も、同じように感じますが、このことは、ウォルト・ディズニーという人がこよなく音楽を愛し、映画音楽の効果を良く理解した上で、自分の作品に対する音楽の内容とクオリティーにとことんこだわり続けた結果であろうと想像しています。

作曲家は、やはり人間ですから大きな情熱を持った人の心に出会うと、やはり大きく触発され、名作を生み出すものです。

脳科学者の茂木健一郎さんもゲストとして出演していましたが、とても興味深い事をお話されていたので、ご紹介します。 


「同じ音楽を聴くのでも、生演奏の場合は、脳の働きが全く違う。」
「脳の中には、神経細胞が1千億あり、それぞれが、あるタイミングとかリズムで働かないと、我々は考えたり感じたり出来ない。外から音が入ってくる前に脳の中にオーケストラがある。(脳細胞を楽団員に例えているのか?)音楽を聴くというのは、脳の中のオーケストラと外の本当のオーケストラが響き合う事なのだ。」
「宇宙の全ての秩序は、音楽である。」
「我々一人一人は、自分の脳の指揮者である。」
「夢を持って生きる事が大切。将来が明るくなると思っていると、脳の前頭葉が働いて体の中の他の色々な働きも活性化する。」
「未来が明るくなるかどうかは、予想する事ではなく、決意することで決まるのです。想いの強さによって自分の人生は開けて行くのです。ディズニーは自分の作品を通してそういった夢を持って生きることの素晴らしさをメッセージとして伝えたかったのだと思う。」



茂木さんの最新の著書は「すべては音楽から生まれる」だそうです。
興味深いタイトルですよね。
是非、読んでみたいと思います。





すべては音楽から生まれる (PHP新書)/PHP研究所
¥734
Amazon.co.jp