本日は、「J.LEAGUE AWARDS 2008」のリハーサルがありました。
場所は、ODEN STUDIO。

このリハーサルスタジオに来るのは,初めてですが、矢沢永吉さんの所有らしく?中の作りがとても豪華で,快適でした。

今回は、会場が昨年までの会場であった横浜アリーナと違って2000人規模のJCBホールで開催される事になり、ステージのスペースの問題で、従来のフルオーケストラで演奏するスタイルが不可能になったため、今回のための編成を新たに考え、それに乗っ取って、全面的に楽曲を書き直しました。

基本的な編成は、Kbが二人、E.Gt、 E.B、Dr、 2Tpts、 2Trbs、 Strings(6422)です。

オープニングとベストイレブンを表彰する前の音楽の2曲は,毎回完全なオリジナルによる新曲ですが、今年は,オープニングでは、以前もお願いしたことのある「梵天」という和太鼓のグループとDana Hanchardさんに参加してもらい、エネルギッシュで躍動感溢れ、壮大で感動的という曲が出来上がりました!

Danaさんは、ニューヨーク出身のシンガーで5年ほど前に来日して,私も教えている洗足学園音楽大学で客員教授としてジャズヴォーカルを教えています。

今年になって、あるきっかけで彼女と出会い,彼女のコンサートを聴きに行ったのですが、その素晴らしい歌声にとても驚かされ感動し、そのことを今回の音楽プロデューサーの新井誠志さんに伝え、J.League Awardsで彼女に参加してもらう可能性を探ってもらっていたのです。

結果的に、新井さんは,私の感性を信じて今回彼女に参加してもらうことを決め、今回の作品が生まれる事になりました。

Danaさんは、ジャズを教えていますが、ご自分の出身大学はジュリアード音楽院で、そこでクラシカルな声楽を学んでおり、バロック時代の歌曲などを歌ったCDも本国で発売されているという,幅の広いジャンルで活躍するシンガーなのです。

歌声もジャンルによって万華鏡のように変化し、魅力的です。

今回の楽曲でも、私の譜面にはない、ソプラノの最高音域に属するCの音をアドリブで軽く出しながら,ゴスペルとクラシカルの中間位の歌い方で私の期待以上の素晴らしい歌声を披露して下さいました。




Danaさんとは、これからも出来るだけ機会を見つけて一緒に音楽を作りたいと思います。





梵天による和太鼓の演奏も今回のオープニングでの大きな魅力の一つです。




リハーサルの合間にDanaさんと新井さんと記念撮影。