本日は、オペレッタの女王と呼ばれているメラニー・ホリデイさんからのご招待で東京オペラシティコンサートホールへ行ってきました。

小児がん征圧チャリティコンサートということで、収益金は、毎日新聞社東京社会事業団「小児がん制圧募金」に贈呈されるそうです。

コンサートは、メラニーさん、テノール歌手のズリンコ・ソチョさん、そしてマーティン・マズイックさん指揮による東京交響楽団の演奏によって行われました。

ヨハン・シュトラウス2世やフランツ・レハールのオペレッタより独唱曲、二重唱の楽曲、序曲などが演奏されましたが、メラニーさんの歌唱は、本当に愛と喜びに満ちた素晴らしく美しい歌唱で、満員の聴衆を完全に魅了しました。メラニーさんとは、5年ほど前にコンサートでご一緒して以来のお付き合いですが、それから日本に来られるといつもコンサートにご招待してくださいます。

クラシック界でメラニーさんほどエンターテイメントを感じさせるソプラノはいないであろうと思えるほど、ステージは華やかなオーラで満ち溢れている感じがします。彼女のコンサートは、聴衆を本当に幸せな喜びに満ちた気持ちにさせてくれます。

華やかなスターという呼び名が相応しいメラニーさんですが、普段はとても謙虚で気さくな方です。驚くのは、終演後たくさんの方々が楽屋を訪れますが、日本人の難しい名前も良く覚えていらっしゃいます。

私が初めて金沢でお会いした時など、むこうから「ワタナベサン!」と声をかけてくださって驚かされた事を思い出します。事前にコンサートのプログラムなどのプロフィールから顔と名前を覚えておいてくださったのだろうと思いましたが、なんてフレンドリーな温かな心をお持ちなのだろうと、頭の下がる思いをしたものです。
来年か、さ来年に、またコンサートで御一緒したいなと思いました。




終演後に、メラニーさんの楽屋にて。