パリでは、美術館めぐりが中心でした。



パリに着いた日はオランジュリー美術館に行きました。夕方でしたがとてもすいていてモネの大作「睡蓮」を堪能しました。金曜日だったので閉館が21時でルノアール、ピカソ、セザンヌらの作品もゆっくり観る事が出来ました。

日本語のイヤホンガイドを借りる事ができるので作品の魅力をより深く知る事が出来、助かりました。

月曜日、火曜日と連続してルーヴル、オルセーへ行く計画だったので、ここで2日用のミュージアム・パスを購入しておきました。これを買っておいたおかげで、当日はチケットを買うための長蛇の列に並ばずにすみました。





翌日は、市内観光の後、ベルサイユ宮殿に行きました。

それにしてもヨーロッパ全体に言えることかも知れませんが、街作りに対する美的感覚に感心してしまいます。

政 治家を中心とする指導者レベルにいる方々の文化度の高さの違いでしょうか。建物の高さ、形、色など様々な規制をかけながら守り抜いてきた価値を感じます。 エッフェル塔が美しく見えるように作られたこの広場からの景観一つとっても、とても壮大な計画の上に出来上がっていることに驚かされます。

東京の都心の景観は、自己主張ばかりで調和の美というものが感じられません。(京都や金沢などの地方都市に残された美しい街並みは別ですが。)


オルセー美術館では、大好きなミレーの「落穂拾い」を観ることが出来ました。ミレーの作品からは、深い祈りの様なものを感じます。

この日自分でも予期しなかったのですが、ゴッホの自画像に大きな感銘を受けました。写真では何度も見たことがありましたが、本物からは、すさまじいほどのエネルギーが出ていて圧倒されました。