なんだか急に寒くなりましたねー。
昨日、髪の毛切ったので頭が異常に寒い中の人です。機動性重視の装備ももう厳しい!

寒い!!

今日は仕入れ担当のラーさんがお休みです。
ので、市場の買い付け中の人がやりました。デビュー戦です。

っても、前職で下田市場は半年くらい買付してたし、沼津でもやってたことありますし
セリだなんだーやること自体は初めてじゃないんでそれほどのプレッシャーもありませんでした。
まぁ、職種が違う部分で「絶対に落とせない状況」というのが発生するっていうのがキツイかなー、と思ったり思わなかったり。
今回に関していうと、必要な分はすでに手配されているので「お前の仕事のできる範囲内で好きに買え」とのこと。
相場も異常だしなー。ま、現実的なセンでいきましょうぜ、みたいな軽いノリでやってきました(笑)


セリの方はー、、、というとちょっと色々あって参加できず(ぇ
ま、水揚げほとんどねーしブダイばっかだったし、お店で扱えるお魚が無かったので参加してもしなくても一緒みたいな状況でした。

そして金目鯛の入札!
本日の水揚げは1トンです。異常の相場の中でこの水揚げの少なさ。よほど気合い入れないと買えないんじゃねーか?(苦笑)

 

これ全部金目鯛ー。
お魚が乾かないようにビニールかけてあります。風強いしね。
1箱?とでも言うのかな。これにだいたい40Kgちょっと入ってます。
大きさや鮮度で区切られて番号が振られていきます。
僕ら入札する側は、その番号を指定して3番から4番までは2,000円/Kgで1ヶなど入札板に記入し提出します。
時間が来たら一斉にそれが開かれて高い値を書いた人から振り分けられていくんですねー。

セリも面白いですが、この入札はホント面白い。
面白いっていうのも語弊があるかもしれませんが、最初はわけわかんねー感じだったのですが慣れてくるとちょっとした心理戦みたいな側面があって面白いんですよ。
魚見ているときの目線や顔つき、少しかわす雑談、そういった中にも駆け引きがあります。
セリは声出せば買えます。高値を言われたら極論言えばさらに高値を言って撥ねればいいんです。
しかし入札はそうもいきません。
だって誰がいくらを書くか、書いたのか、それは開帳されるまでわかんねーですからね。

人によっても値段の書き方に癖があったりして、好きな数字があるんですよね~。
この人は下を3にするのが好き(=多い)とか。そういった中で、買うとこ被ってるな、っておもったら下をそこに勝てる数字にしたりするんです。
書く数字はみんな同じあたりに落ち着いて団子になります。相場ってそういうもんですから。
ほんとに欲しい人が高値で飛ばして、その後は団子って感じですかね。
だから、この下1桁2桁の勝負になるんですねー。

けっこードラマチックで1円差とか、凄いときは10銭差で買える買えないがわかれたりします。


僅差で買えると超気持ちが良い!(笑)


とまぁ、そんな入札。今日の相場じゃ、自分の仕事分といっても無理して買うもんでもないし。
(高値買いして儲からない商売する必要はないですし、加工という人の手が絡む以上ある程度の利益を出す必要があるってこと。)

非常に弱気の入札価格でした。
でも、もしかしたらワンチャンあるかも?みたいな値段入れときました。


はい。買えませんでした。←


でもね、惜しかったのあったのよ?
ま、惜しいとか惜しくないとかそれは僕の自己満であって言い訳であって、買えなきゃ同じなんだけどねー。


そんなデビュー戦でしたとさ。
んー、次やるときはちゃんと買いたいな。