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13日にカニカマを堪能したぽぽは、少し生きる力を取り戻したように見えた。

ぽぽの腎臓が末期的であることを獣医さんから告げられた時、今後どこまで治療して行くか考えて下さいといわれた。その時点で週一回の皮下点滴をしていたのだけど、病状が進んだ時例えば入院してとか、週一より頻度を上げて点滴とか?

その時私は考えて下さいと言われたにも関わらず、即決して「ぽぽのストレス(病院が嫌だから)を考えると、今の週一回の点滴まで。それ以上は飼い主のエゴになっちゃう気がするんです」と言った。

 

で、いざその時を迎えた。

この状態で病院に連れて行くか、行かないか。

 

でも、その時に、治るを期待するようなことは無くても、ぽぽはもう少し生きたいと思っている気がした。

うん、点滴だけ連れて行こう!
 

それからぴぴとぽぽを連れて病院に行き、

ぴぴは血液検査と点滴、ぽぽは点滴だけをお願いした。

そして主治医の先生に「奇跡的に良くなることがあったら、、来週来ます。」と言った。

心の中では最後の病院になるんだろう、そう思いながら。

 

そこから私はペットショップへ行って、

今まで買わなかったもの(好きじゃなさそう?値段が高い!など)やお気に入りを買った。

それを片っ端から鼻先へ持って行き、試しまくった。

だけどその時点で、、カニカマのような固形物は食べなくなってしまい、気に入った汁だけを飲む、だけど水は飲まない、そんな症状に変わってしまった。

 

次の日は、少しでも口をつけてくれたものを買いに、それも連発すると舐めないので、

また次の日は違うペットショップへ。

 

スープ状のものはほとんど試してしまったので、固形を絞ってその汁を与えてみたり。

きっとぽぽは「まどちゃんウザい」と思っただろう。

そんなことをして月曜日まで来た。

その日もペットショップへ行き速攻帰る、そんなことをした。

お気に入りの餌を買って来たよーー、とだすと顔を背けられる。

えー、せっかく買って来たんだから食べてよ。

 

、、、、。

 

そんなことをしているうちに、ふと思った。

私は一体何がしたいんだろう。

 

最初は、最期になるかもしれないから美味しいものを食べさせてあげたい!って一心だった。

でもそこから欲が出て、いつしかぽぽの気持ちは置き去りで食べろ食べろの押し付けになった。

飛んだ自己満足。

 

そうなの。

いくら食べてくれたとして、治る病気では無いの。

また元気になって寝てる私を鳴いたり上に乗ったりして起こしたり、

食卓のカニカマをこっそりくわえて逃げようとしたり、

おもちゃで夢中になって遊んだり、

前みたいにとか、そんなことを期待してるわけじゃないのに、どこで手を引っ込めたら良いのか、諦めたら良いのか、わからない。

 

もう一回、私がしたいことじゃ無く、ぽぽだったらこうかな?と考えなくちゃ。

そんなことを考えたのが月曜日でした。

 

続きます。

 

 

 

なぜかお風呂場を陣取るぽぽちゃん