発表会は12月とはいえ、8月くらいから進行中なのであります。

私の教室ではひとりで演奏する他に合奏をしています。
まず未就学児で歌と打楽器。
そして小学生以上とご父兄の賛助出演による全体合奏。

この全体合奏が悩みの種で。
今年は一昨年の「あまちゃん」昨年の「アナと雪の女王」みたいな
この一年を代表する曲!っていうのが無くて、
どうするかなあーーーと思っていました。

それでどんな曲に決めたかはまた追って書くとしまして、
未就学児の歌の話です。

発表会で何を弾きたい?と聴いたところ
ある幼稚園生の生徒Iちゃんが「虹のむこうにがいい!」と言いました。

、、、、知らないぞ

話を聞いたところ、幼稚園で歌っていて大好きなのだそうで。
必ずでは無いのですが、私は出来たら「ピアノの為に作曲された曲」を」弾いて欲しいという気持ちがあって、そのリクエストをどうしようかなーーーと思っていました。
そしてどんな曲かチョイチョイっと調べたところ、
あー、この曲ね!
知っていました。

今はもう保育士さんとしてお仕事している元生徒さんが
短大時代に授業の弾き歌いの課題として持ってきたことがありました。
その他の弾き歌いの曲は昔ながらの童謡で、
例えばどんぐりころころとかぞうさんとか、そんな感じだったので
「今も昔も幼稚園で歌う歌は変わらないのだなあ」と思ったところでの知らない曲。
やはり世代によって少しは変わりつつあるのだなあと思った記憶がありました。

で、聴いてみたところなるほど、素敵な歌だったので
リクエストしてくれたIちゃんの為にも「そうだ!この曲を未就学児の歌にしよう」と決めました
ちょうど合奏の楽譜が見つかったので、
今回は大きな生徒に合奏してもらい未就学児で歌う、決めた!


ところが。
私は歌ったこと無かったけど生徒は知ってるだろうと思ったら、
意外に「良く知ってる派」と「まるで知らない派」とに分かれたのです。
少し大きい学年の子は「知らない」現役幼稚園生~低学年くらいは「知ってる」
大雑把に言うとそんな感じ。

それでこの前中学一年のMちゃんに楽譜を渡しながら
「ねえMちゃんはこの歌知ってる?」と聞くと
「え~全然知らない」と。
そうか、やっぱりMちゃんは卒園してから流行ったような歌なのかもな。
そんな会話をしながら定番ソングののっている合奏の本を見ていました。
「これは?」
「これは歌った~」
「じゃあこれは?」
「これは知らない」
「そっか
定番て書いてあるけどMちゃんが幼稚園に行ってた時代より後に流行り始めた歌なのかもね」

そう言うと彼女からこんな言葉が


『私、もうおばさんなのかも~

それをきいて仰け反る本物のおばさんひとり、、、、
いやいや。
そういう彼女の現役幼稚園生時代を知ってる私はもう化石かも。
思い出しては笑っていますが、もうひとつ思い出し笑いで来ちゃう話がありまして。

では続きます