米州1/8 -1/14 | 渡邊頼純研究会~Financial Times~

米州1/8 -1/14

月曜

Bannon apologises as aides defend Trump’s fitness
By Shawn Donnan
ドナルド・トランプ米大統領の元側近、スティーブ・バノン氏は7日に、トランプ政権の内情を描いたとして話題の本で引用されている自分の発言について、大統領の長男を「売国的」と呼んだのではなく、同席していた当時の選対責任者であるポール・マナフォート被告(大統領選とは別件の資金洗浄罪で起訴)のことだと訂正し、誤解を招いたと謝罪した。さらに、ニュースサイト「Axios」が最初に伝えた声明で、バノン氏はトランプ・ジュニア氏を「愛国者で良い人」だと称えた。(真鍋)

 

火曜

Trump and North Korea: the perils of a pre-emptive strike

トランプ米国大統領は就任の数日前に金正恩最高指導者が大陸間弾道ミサイルを近いうちにテストするという主張を却下した。しかし、昨年北朝鮮は核兵器で米国をできるように大きく前進した。そのような結果は、米軍の対応に対する喫緊の議論を呼び起こしている。世界各国の政府は、米国の主張が外交的働きかけを支えるものになっているかどうか、もしくはトランプ大統領が金氏に核兵器を使用するのを思いとどまらせることができないと心から信じており、金氏が兵器を完成させることを本気で防ごうとしているのかどうかを見極めようとしている。(朴)

 

水曜

Trump takes ‘America First’ message off-piste with plan to join Davos elite
By Sam Fleming
米ホワイトハウスは、1月下旬に開催されるダボス会議にトランプ大統領が出席すると発表した。現職大統領の出席は2000年のクリントン氏以来。世界各国の政府要人やグローバル企業の経営者らを前に、自身の「米国第一主義」を推進について訴えるとの見通しを示した。伝えられるところによれば、今回の政権の決定はトランプ氏のポピュリズム思想と相対するダボスで、存在感を示すという意向によるものであるようだ。(渡邉)

 

木曜

Trump lashes out at Bannon over Russia ‘treason’ claim
ドナルド・トランプ氏は、スティーブ・バノン氏が選挙運動中に長男のドン・ジュニア氏がロシア人弁護士と接触していたトランプ政権の内情を描いた本の中で、引用されている自身の発言について、バノン氏に対し、「バノン氏は私とも現政権とも関係がなく、解雇された後職を失うだけでなく、正気までも失ってしまったと」非難した。
(宮崎)

 

金曜
US economy creates 148,000 jobs in Dec, wages pick up
1月5日、米国労働省(BLS: Bureau of Labor Statistics)は12月の雇用統計を公表した。非農業部門雇用者数は、前月対比で+14.8万人の増加(前月改定値:+25.2万人)と、+22.8万人から上方修正された前月を大幅に下回ったほか、市場予想の+19.0万人も下回った。しかしながら、10-12月期の月間平均増加ペースは20.4万人増と、ハリケーンの影響で鈍化した7-9月期の12.8万人増を大幅に上回った。 また、17年通年では17.1万人増と16年の18.7万人増から小幅に伸びが鈍化したものの、統計開始以来最長となる87ヵ月連続で雇用が増加していることを考慮すると、12月は予想を下回ったものの、雇用増加ペースの基調は強いと言えるだろう。
(宮崎)

 

週末

Trump unapologetic despite storm over ‘vile and racist’ comments.
トランプ大統領は自身がホワイトハウスで超党派の移民政策を上院議員たちと協議した際に、「肥溜めみたいな国からなんであんなにやってくるんだ」とハイチやエルサルバドル、アフリカ諸国からの移民について発言したことを撤回していない。さらにトランプ氏は、ハイチが貧しく問題の多い国だとは言ったものの、ハイチ人を侮辱したことも「追い出せ」などと言ったこともなく、いずれも民主党による作り事だとツイートした。(加藤)