中東〜12/17 | 渡邊頼純研究会~Financial Times~

中東〜12/17

月曜Saudi Arabia signs major markets upgrade with Nasdaq

Saudi Arabia has signed a deal with US group Nasdaq to upgrade the country’s financial markets infrastructure, another step towards its long-term goal of diversifying its economy.
サウジアラビアは、ナスダックと米国の金融市場インフラを改善するための契約を締結し、経済の多様化という長期目標に向けたもう一つのステップとなった。(油山

火曜Saudi Arabia and UAE launch new economic and military alliance

The United Arab Emirates has launched an economic and military partnership with Saudi Arabia, further isolating neighbouring Qatar as the Gulf Cooperation Council’s worst crisis in decades deepens.
アラブ首長国連邦はサウジアラビアとの経済で軍の協力を開始し、数十年の湾岸協力会議の最悪の危機が深まって、近隣のカタールをさらに孤立させた(油山

Palestinian refugees lament Trump’s recognition of Jerusalem

トランプ大統領のエルサレム首都発言によって、多くのパレスチナ人の失望の声が上がっている。1948年の第1次中東戦争で70万人のパレスチナ人がエルサレムから追い出され、大量の人が銃殺された。その後、1967年にはイスラエルは東エルサレムを占領し、現在ではエルサレム全てをイスラエルの首都であると宣言している中でのトランプ大統領の発言は、平和的解決を遠回しする結果となった。しかし、米は未だに、「ただ現実的な認識を述べたにすぎない」との見方を変えていない。(天野)

木曜
Saudi Arabia unveils $19bn stimulus for private sector
サウジアラビアは、民間部門の成長を促進するために190億ドルの支援をすることを発表した。この背景には、原油価格の下落と政府の緊縮財政によって国の経済が暴落したことが関係しており、この支援の中には住宅建設や小規模企業のための手数料免除などの政策も含まれている。サウジアラビアは、この支援をビジョン2030経済変革計画のための重要な要素としており、民間部門に投資することによって石油モノカルチャーからの脱却を図ろうとしている。(照井)

金曜
Palestinian leader says US can no longer broker peace.
トランプ大統領がエルサレムをイスラエルの首都と認めたことに反発してイスラム協力機構の緊急会議が開かれ、パレスチナ自治政府のアッバス議長は「もはやアメリカを中東和平の仲介者としては認めない」と宣言した。米国は過去にイスラエルとパレスチナの和平交渉を仲介してきたが最大の焦点の一つであったエルサレムの帰属問題でトランプ氏が一方的にイスラエルの主張を認めたことによりパレスチナ側の信頼を失った。(黒谷)

週末

UN Security Council to weigh resolution on Jerusalem
国連安全保障理事会は18日、エルサレムをイスラエルの首都と認定したトランプ米政権に撤回を求めるエジプト作成の決議案を採決する。拒否権を持つ米国が反対票を投じ、否決される見通しだ。

 決議案は米国を名指しはしなかったが「エルサレムの地位を巡る最近の決定に深い遺憾の意を表明する」と明記した。すべての国連加盟国にエルサレムに外交機関を置かないよう求め、テルアビブからの大使館移転を決めた米政権を暗に批判している。(横町)