貿易関連 10月30日~11月5日 | 渡邊頼純研究会~Financial Times~

貿易関連 10月30日~11月5日

月曜

Trump accuses Japan of unfair trade practices(6th Nov.2017 Monday)
Donald Trump accused Japan of engaging in unfair trade practices during a visit to Tokyo, saying trade with Japan was "not free or reciprocal".(Manda)

 

火曜

Eurozone economic confidence surges to highest level since 2001(31st Oct.2017 Tuesday)
Economic confidence in the eurozone has surged to its highest level since the early years of monetary union, as the bloc enjoys a surprisingly robust recovery in a year that has been major European elections.(Manda)

 

水曜

South Korean trade minister asks for authority to kill KORUS if talks falter
キム・ヒャンジョン(産業通商資源部の通商交渉本部長)は、アメリカとの交渉がうまくいかない場合、米韓FTA破棄することも辞さないことが明らかにした。キム氏はアメリカとより緊迫した姿勢で交渉に臨むために、ムン・ジェイン大統領に交渉チームの増強を要請した。大統領府などはこの要請に前向きであるが、多くの政府関係者を動かすことは時間がかかる上に複雑な手続きが必要であることから、この要請が承認されるかどうかは依然として不透明である、と聯合ニュースは指摘した。(平木)

 

木曜

New Zealand backs down on TPP-11 sticking point, easing the way for a deal
ニュージーランドの新政権が外国人の中古住宅購入を禁止する方針を発表した。これは、これまでTPPの再交渉が必要としてきた見解を改め、価格高騰を招いたとされる外国人の購入を国内手続きだけで禁じるため、「TPP11」の批准に追い風となる。(平木)

 

金曜

America still holds the aces in its poker game with China(11/3)        

米国は4つの面で中国よりも優位にいる。1点目が地理的面である。米国は海と友好的な関係を維持しているであろう隣国に囲まれている。中国は14カ国と国境を接し、インド、日本、ベトナムと領土紛争を抱えているが、これは中国のソフト・パワーを制限する。2点目がエネルギー面である。シェール革命によって米国はエネルギー輸入国から輸出国へと転換した。中国は中東からのエネルギーに依存し、中国が輸入するエネルギーの大半が、米国が十分な海軍プレゼンスを維持する南シナ海を経由する。3点目が貿易面である。トランプ政権が脅しをかけているような貿易戦争は米中両国に損害を与えるが、米国への依存度が高い中国の方が中国への依存度が比較的低い米国よりも大きな損害をうけるだろう。4点目が通貨面である。1年前、中国元はSDRの構成通貨に加わったが、各国政府が保有している外貨における米ドルの割合が67%に対して元はわずか1.1%しかない。また、国際収支に占める元の割合も2015年の2.8%から現在は1.9%と下落している。(本田)