TOMOVSKYの南青山マンダラ『春のディナーショー,16』楽しかった!

私にとっては「10年待ってやっと呼んでもらえた!」というくらいに大きな出来事でした。

いや、過去に『不思議ツアーメンバー』で出たという説もあったり、実際に何年か前のディナーショーに遊びに来たついでに、なんだかんだ10曲くらい飛び入り出演してしまった事もあったのですが…。

でも、「正式に!ツーマンで!」って誘ってもらえたのが本当に嬉しくてね~。
東京ではツーマンという形では約9年半ぶりだったそうです。いや~、それにしてはしょっちゅう共演してるけどね~(笑)。でも久々に本気ツーマン本当に嬉しかったのです!

とにかく大事にしていたライブ!
当日リハーサルもいつになくしっかり入念にやりました。
普段だったらリハーサル5分なんて事もザラな私ですが、この日は大切に大切にいろいろ試しておりました。

新曲にもトライしようとして頑張り過ぎたら、前の差し歯がポロッと取れてしまうという最悪のアクシデントに見舞われても、くじけずに頑張りました。
ただ、大事にし過ぎて、出番時間になっても曲順を決められず(こんな事は非常に稀です)アタフタしたままのライブ本番でとなってしまいました。

なんだかんだ過去に共演し過ぎていて、共演したらいつもふざけ過ぎていて…いやいや、楽しみ過ぎていて、あまり、トモフ氏への敬意や、馴れ初めについてちゃんと語った事もなかったので、改めて(もしかしたら初めて)真面目に、トモフ氏との青春の日々の事やディナーショーへの思いを語ったりもしちゃいましたね~。

とりあえず3曲くらいは慣れた曲で落ち着いておいて「ここからディナーショースペシャルメニュー!」
という気持ちで、なんと1998年の武道館以来18年ぶりの演奏だった『つづきはつづく』をついに披露しました!
さすがにあの年のホールツアー全公演でやり倒してきた曲だっただけに、18年間一度も触らなくとも身体にはちゃんと入ってました!1人でやるのは初めてで、ヘタだったかも知れないけどね~。
トモフ氏との共作時のオリジナルエンディング「かわいそう~」大合唱バージョンを採用。さすがにいきなりシュール過ぎて誰もついて来てなかった…(笑)。小合唱くらいで、ほとんどの皆さんにはキョトンとされていましたが、それも共作当時の狙いでもあったのでOKでしたよ。

そして!次の曲こそ正真正銘の本邦初公開!
おそらく今後も披露される機会はないであろう春のディナーショースペシャルメニュー。
『つづきはつづく』を作っていた時期に、一緒に作ったデモテープがもう一曲ありました。
明確に、自分がベースを弾いて、ツインボーカルの高音パートを全部歌った曲がもう一曲セッションテープに入っていたのです。

そのカセットがどこに行ったのかもわからず、もう15年以上耳では聴いてすらいないのですが、頭の中にはずっとあり続けたトモフ未発表曲を特別にお送りしました!これぞスペシャル!
もしかしたら自分も一部共作したりしたのかな~、なんて思っていたのですが、確認したところ、作詞作曲自体は完全トモフオリジナルとの事でした。
曲が既に出来ていて、たまたま一緒にいた時にデモテープを最初から録音した、というのが真相のようです。

『燃えるゴミ』という、仮タイトルで初公開!この日のお客さんはラッキーだったね!
歌ってみると、いかにも若林時代のトモフスキーの香りプンプンな曲でした。

他にも、トモフ氏に絶賛された『久々映画デート』という難しい曲に挑戦したりして、ディナーショーっぽくしっとりと!マンネリっぽい曲はなるべく却下!という姿勢を貫いてみましたが、どうだったのかな~…あんまり向いてない芸風だったかな~…などと半分満足、半分落ち込みながら本番終了。
次はもっと良く出来る!次も誘ってくれ!と思いながら、トモフステージを鑑賞。
やはり、ライブのブランクは作らない方がいいのかな~、なんて考えているうちにアンコールセッション!

お互いの曲を2曲ずつ、計4曲やったのですが、全部本番が最もバッチリ!さすがに息が合ってる!

「ディナーショーっぽく!」の精神を全く忘れて、いつものトモフとベイビーのノリになってましたが、やはり楽しかった!

終わっても鳴り止まない拍手に応え、数年ぶりにいきなりやった『タイクツカラ』を一か八かやってみました。
私のベースラインは、レコーディングでトモフ自らが弾いたオリジナルベースラインのコピーで、これも若林のトモフ家で猛練習した日のまま、その日以来、身体に入って抜け出ていない物なので、いつ突然言われてもバッチリ弾けるのです。
このトモフリスペクトっぷり!
あまりに身近な友達になっちゃったので忘れがちですが、私はトモフを尊敬していたんだな~…と痛感した青山の夜でした。

トモフ~!またすぐ呼んでくれ~!


ワタナベイビーより