BAN-ETSUステージ『リスペクト清志郎~曽我部セッション』の達成感覚めやらぬまま、メンバーの皆さんとの挨拶もそこそこに、私はチャボさん専用車に同乗させて頂きながら、ライブハウスステージ『BLUE WINDY』へ。

いよいよ『ニセ☆忌野清志郎』としてのワンステージが始まるのです。

曽我部セッション直前、BANETSUのステージ横控え室でメイクや支度を終え、チャボさんに挨拶するため楽屋をノックしてドアを開けたら、チャボさんの驚くこと驚くこと!
「バカヤロー(笑)」なんて怒られながらも和んだ雰囲気に。

そこで私は、ダメもとで、本当にダメもとでチャボさんに聞いてみました。 「このステージが終わってすぐに、隣の小さなステージでニセ忌野清志郎やるんですけど、出て頂くなんて、ダメですよね?」

いや~、我ながら、あのチャボさんをよく誘ったな~…と呆れる次第ですが、とにかく「たった一度きりの人生だ。思い切って誘わなきゃ!」くらいに勇気を振り絞って、サラッと雑談っぽいトーンを装ってお誘いしたのです。

しかし、自分では見えてなかったのですが、よくよく考えて見れば、あのメイク、あの格好でお誘いしていたのです(笑)
チャボさんも断りづらかった様子…(笑)。実際「この格好で誘惑するなんて卑怯だ(笑)」なんて怒りながらも、何の曲をやるか打ち合わせに突入!
やったぜ!私のニセ清志郎とチャボの共演が決まったぞ~!
やっぱりチャボさんは最高の人だ!出番が来て、1曲目『よォ~こそ』、2曲目『ドカドカ』を歌ってる最中も、内心は「ビックリするなよ。このあとチャボさんが出てくるんだぜ」なんてワクワクしながらの演奏。

そして!いよいよ呼び込みました『仲井戸麗市CHABO!』キャーっ!

呼び捨てしちゃった…いや、ここは呼び捨てじゃなきゃ!マブダチですからね。
初めての、チャボさんと2人のステージでした。曲は『いい事ばかりはありゃしない』。
隣で演奏しながらも、やっぱりかっこいい~…しびれました。ザ・ギターヒーロー!

どうでしたか?清志郎とチャボのツーショット!来てくれたお客さん、いい物見ましたよね!

チャボさん、ありがとうございました! いや、敢えて、サ、サ、サンキューチャボ!

さて、ここからが渋かった。曽我部くん選曲も、大きなフェスにしては思い切った渋め選曲でしたが、こちらも、「フェスの清志郎セッションがいつも似たような曲ばかり…」という意見を耳にする機会もあって、更に思い切った選曲で挑みました。本人だからいいのです(笑)

まずは、おそらく会場の誰もライブでは聴いた事がなかったであろう『大きな春子ちゃん』、続いて『三番目に大事な物』!
スゴい、激シブ!
続いてはなんとホフディランのカバー(笑)で、『ねぇ清志郎さん』ワタナベとの共作(笑)『坂道』。けっこう、この2曲の反応が良くて、本人としては(どっちだ!)嬉しい限りでした。

最後はお得意『いけないルージュマジック』と、生涯初めての演奏だった『キモちE』で終了~。

アンコールの拍手が鳴り止まず、ラストはもちろん『雨あがりの夜空に』大合唱!

完璧なフェスだった!このステージの大トリだったという事もあり、少なくとも目の前のお客さんたちの、アラバキ初日の締めのライブは私のニセ忌野清志郎だったはずです。

すごく責任あるステージでしたが、小さいながら、完璧なフェスの締めの景色でしたよ。お客さんが本当に最高で、なにしろ『雨あがり~』が最高じゃないはずがないですからね!

とにかく楽しくて幸せな1日だった!
ニセ忌野清志郎でワンステージなんて、アラバキ側から提案されるまで考えても見ませんでしたが、まだまだやれるな(笑)と。

まだまだ演奏したい曲はあるし、まだまだお客さんが聴きたがっている曲もありそうですな。

もう、こうなったら、毎年清志郎リスペクトに呼んでもらって、毎年BLUE WINDY のトリで清志郎さんで締める!これを定番にしましょう!

清志郎ファンの皆さん、来年また同じステージで会おうぜ~!
サンキューアラバキ。今年も楽しかったぜ~!


ワタナベイビーより