いのちをまもれ!女性差別を許すな!改憲手続法許すな!2・19国会議員会館前行動 | Wattan Net Life

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無道探訪‼︎                                         

 毎月19日に議員会館前で行われる「戦争法」廃止をもとめる市民のアクションです。

共催: 戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会

     安倍9条改憲NO!全国市民アクション

     九条の会・東京連絡会

 

 

高田健さん 【総がかり行動実行委共同代表】 の発言

 

 ロナ過が厳しい状態であります。菅政権は7月の7日、コロナ過にたいして緊急事態宣言を出してこの1ヵ月のうちに事態を好転させると約束をしました。しかし、1ヵ月たっても事態は本当の意味で好転はしなかった。そこで、菅政権はもう1ヵ月、緊急事態宣言を延長すると言って、今、そのさなかであります。そして1ヵ月で好転させなかったのは「自分の責任である」と菅首相は言いました。「責任である」と言われても私たちには何とも仕様がありません。口で言うのは簡単ですけども菅首相はこの1ヵ月で好転できなかった約束をどう責任を本当の意味でとるのか、彼の政策上の無能、この責任をとるなら、彼は退陣以外ないと思います。今、私たちは非常に厳しい状態に置かれています。政府は人々にたいして不要不急の外出を自粛すると一方的に言いくるめているだけです。私たちはこれに異議申し立てをしたいと思います。

 うした問題のさなかに、あのオリンピック組織委員会長の森発言が飛び出しました。女性を差別し辱める、こうした森本首相の発言。私たちは接待に許すことができません。この発言は、単に森喜朗個人の発言ではなくて日本社会に根深く存在する構造、そこから彼の発言は「氷山の一角」に過ぎないと思います。私たちはこの問題を単に「森から橋本会長を替えた」ということでは絶対に解決はしないのだ。なぜこの問題をもっと深刻に議論しないのか?オリンピックを一刻も成功する体制をつくるために橋本聖子を会長に据えるなど、こんなやり方でこの差別の問題が解決するわけではありません。世界でジェンダー指数153か国の内、121番目という、きわめてきわめて不名誉なこの日本の実態がこの森本首相の発言が露わしているのだと思います。私たちは声をあげ異議申し立てをして闘うこと以外にこの差別構造に勝つことはできないと思います。

 

吉田ただともさん 【立憲民主党選対委員長代理】 の発言

 

 野代表指名の選挙管理委員長代理を仰せつかっております衆議院議員の吉田ただともでございます。今日は、岡山4区選出の柚木道義衆議院議員も一緒に参加しておりますので紹介をさせていただきます。このたび私は、立憲民主党参議院議員として活動することになりました。なぜか、こんなに早く皆さんの前でご挨拶することになろうとは思いませんでした。皆さんとは、憲法について、原発について、基地の問題でも、人権の問題でも、寸分たがわぬわたくしが立憲民主党を代表して挨拶をするということは、ある意味では意義のあることではないかとそのように思っております。心を込めて挨拶をさせていただきます。先ほど高田さんからもお話がございましたように、2015年の9月19日、戦争法・安保関連法が強行されたのをきっかけとして毎月19日に戦争法の廃止を求めて粘り強く行動を続けてこられました皆さま方に心から敬意を表します。お分かりのとおり、全国25の裁判闘争が安保関連法違憲闘争が行われております。そして、毎月19日に大衆に訴える行動をする、そして私たち国会議員は国会において、この安保関連法の問題、また、憲法9条を生かし守ることをしっかり働きかけてゆく、〝三位一体の闘い〟が重要であります。たいへん困難な闘いではありますが、あらためて今日の19日の日に戦争法・安保関連法の廃止に向けて、また頑張ろうではありませんか皆さん❕❕

 

福島みずほさん 【社民党 党首】の発言

 

 の国会議員会館前行動に参加された皆さんに心から連帯のご挨拶を差し上げたいと思います。社民党参議院議員党首福島みずほです。皆さん、まず冒頭、森前会長のあまりにひどい差別発言、社民党として強く抗議をしたいと思います。「女性が会議に入れば長くなる」そして、「女性が会議に入るのであれば時間の制限を考えなければならない」などと言う人がいる・・・。これは、「女は黙れ」ということじゃないですか!「女は配慮してわきまえて黙れ」ということじゃないですか!まさに、この社会にあるミソジニー女性嫌悪・女性差別(社会)こそ、私たちは変えていきたいと思っております。皆さんどうでしょうか。そうして、たくさんの方が声をあげて、若い人たちも署名を集めて、森前会長は辞任をいたしました。そのあとに名前が挙がった川渕さんにもいろんな人たちの声が上がり、彼も引き受けませんでした。そして、橋本聖子さんが会長に就任しました。でも、どうでしょうか?私は、男性であれ女性であれセクシャルハラスメントをすることは許してはならないと思いますが、皆さんどうでしょうか?駄目ですよ。駄目ですよ。とくに権力を使ってセクシャルハラスメントをすることなど許されません。私は、橋本聖子さんは会長にふさわしくないと思いますが、皆さんどうでしょうか?「女性だったらいい」という問題ではないと思います。私たちは、こんなオリンピックを強行するためだけの、まさに、こういう風にやっていく在り方にも抗議をしたいと思います。

 

 して、ふたつめ、コロナのことです。菅政権は、あまりにあとだし、あまりに後手後手、小規模あまりに少ない、こんなコロナ対策です。ひとつだけ申し上げます。直接、労働者が請求できる休業支援金・給付、金大企業の労働者ですら請求できませんでした。雇用調整給付金も大企業でもやってくれない。残された問題でした。社民党や野党はこの問題について声をあげ、〝認める〟ということになりました。しかし、菅政権は、その大企業のシフト制で働く労働者たちに去年の4月から6月まで、そして6月以降なんですよ。なぜ、中小企業で働く人たちと境を設けるのでしょうか?あまりに変ですよ。あまりに後手後手、あまりに小規模、あまりにケチクサイ、こんなのおかしい。こんな、人の命と暮らしを守らない、そして野党が言えばちょっと譲歩する野党が言えば採用する、締め切りをチビチビと伸ばしていくこんな内閣は国民の命と暮らしを守っているとは言えません。こんな内閣は退陣をさせたい、そう思います。

 つめは、皆さん、今国会にデジタル関連法案6法案(束ね法案)が出ています。これはまるで国民監視法案ではないでしょうか。国・政府・役所は、みずからの持ち得る情報管理の「ルール化・共通化」めざし、規定自治体とも共通化・ルール化を推進しています。その気になれば情報一元化までできる仕組みにだんだんなりつつあると私は思っております。そして、32種類の国家資格、医師、看護師、助産婦等々そのひとたちを今のマイナンバーで管理をします。誰もこの管理からは逃れられないんですよ。例えば、亡くなったり、住所変更すれば戸籍と連動して自動的に変更していくと説明を受けました。菅政権は、どんどん管理が進んでいく、税、社会保障、災害等の場合に関係して、この32の資格を選んだといいます。でも、この32の資格の数もまだ増える可能性があります。税、社会保障、災害、そして、戦争のときも、このマイナンバーを使うのではないかと、わたくし福島みずほは思います。皆さん、内閣情報調査室は、毎年職員の募集をしております。この募集の要綱を見て、いつも私は驚きます。なんと書いてあるか、「総理の目となり耳となる」と書いてあるんです。おかしいじゃないですか。総理の目となり耳となっちゃだめですよ。国民のために社会のために働くべきではないでしょうか。情報の私物化をしようとしてきた安倍内閣・菅内閣、この内閣がデジタル情報関連法案を推し進めようとしている。これは危ない、怖いと私は思います。

 

井上さとしさん 【日本共産党 参議院議員】の発言

 

 の自民党、菅政権がこれまでの自民党とは全く違うものだという、そういう事態になっております。今ここに〝戦没者の遺骨が含まれている土砂を辺野古に埋めるな!〟と横断幕を宗教者の皆さんが持って立っておられます。先ほどご紹介のあったように沖縄の赤嶺さんが先日も述べました。皆さん、あの沖縄戦の悲惨な戦闘の起きた場所に埋まっている遺骨は茶色いんです。白じゃないんです。ですから、簡単には土砂と区別ができません。総理は、「考慮します」なんて言っていますけど出来っこないんですよ。わたくしも宗教者の皆さんの集会に出て遺骨収集の方々のお話を聞きました。当初、ガマに行ったら「下半身の骨しかなかった。そういうご遺体がたくさんあった」と言うんです。最初は、なぜか解らなかったそうです。その後よく見たらガマの天井に「金歯が刺さっていた」と言うんです。周りを探したら「頭蓋骨の破片があった」と言うんです。あの当時、みんなで座ってお腹のところに手りゅう弾をもって自決をした。つまり、上半身が全部吹っ飛んでいるんですよ。そういうことが起きた、あの遺骨の埋まっている場所をこともあろうに米軍の基地を造るために埋める、まさに戦没者、死者に対する冒とくじゃありませんか。歴代の自民党政権だって、決してやろうとしなかったことをやろうとしている。もう、こんな政権を続けさせるわけにはいきません。

 

 ロナ対策、後手後手、無為無策、小出し、逆行、けっきょくその根っこには、「まずは自分でやってみよう。自助・公助」など自己責任の押し付けがあるんです。私たち野党は、それにたいして積極的な提案をもってます。よく、「野党は足を引っ張る」などと言われますが、そうじゃない。政権のおしりを叩いて、家賃補助とか、持続化給付金とか、ひとつひとつやらせてきました。だけど皆さん、政権の根っこに自己責任があるから、野党が国民の声を聴いて、政権にやらせてもその中身が不十分なんですね。例えばありました。休業支援金、やっと大企業の非正規労働者にも対象になると思ったら、本当にごくわずかな期間しかやろうとしないのですね。6割合かやろうとしないんですよ。けっきょくこうなっちゃうんです。やっぱり、政権そのものを替えるしかありません。そのためにも私たちは、市民と野党の共同で、この場所で、毎月19日にずっと積み上げてきたこの行動、全国で津々浦々から裾野から広げて、必ず秋までには行われる総選挙で菅政権を倒して、市民と野党の共同、オール野党で新しい政権を作ろうではありませんか!

 

 

伊藤和子さん 【弁護士・ヒューマンライツナウ事務局長】 の発言

 

 リンピック組織委員会の森喜朗 前会長は辞めることになりましたけれども、組織委員会の体質が変わっていない。

この差別構造社会の体質をきちんと検証して対策、防止をする。4割どころか5割の女性が入る形で対等な意思決定をしていくようなことが絶対に必要だと思います。まだまだ、この組織委員会の問題も気を抜かず、オリンピックをまだやるかどうかも判りませんけども、私たちはウォッチしていかなければいけないと思っています。

 た、もうひとつ私にとって希望だなと思いましたのは、若い人たち、とりわけ若い女性たちが声をあげ、立ち上がってくれたことです。森さんの発言のようなことは今までに、もう何回となく、繰り返されてきました。女性差別発言をしては撤回して、そして何のお咎めもなくそしてまた発言が繰り返される。今回もそうだったら、私は「日本は終了だ」と思ったくらいです。ところが、若い人たちが署名を集めてくれて、若い女性たちが「これで終わりにしたい」と、15万筆も署名を集めてくれて、世論も高まって森さんもとうとう辞めざるを得ないところまで追い詰めることができました。その後の経過についてはパーフェクトとは言いませんけども、理不尽なことに対して私たちが声をあげれば勝つことができる。そして、私たちの社会もアップデートされていくんだという〝ファシリテート〟という意味でも貴重な体験だったと思います。

 

 

首相官邸前で『首都圏反原発連合』の金曜行動が行われていました