「あいちトリエンナーレ」への文化庁による補助金不交付に対する文化庁前抗議行動 10/2/2019 | Wattan Net Life

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無道探訪‼︎                                         

10月2日、夕方から虎ノ門の文化庁前で帰宅を急ぐサラリーマンや官庁職員たちが足早で行き交う歩道の端で、横断幕やそれぞれ自前のプラカードを持った人たちが集まって来た。まだまだ“参加者”は増えそうな勢いだ。事前に連絡を受けていたのか、どこかのテレビ局も数台のカメラとか脚立やライトを設置してテスト撮影を始めている。私もカメラを持って撮影ポイントを探しながら周囲を歩き廻っていた。そうこうする内に警視庁のワゴン車も文化庁前に横付けされ、警察官たちがあわただしく歩道上の交通整理のためのカラーコーンを置いていった。ようやく “舞台設定” が出来上がったころ、シュプレヒコールの第一声が響きわたっていた。

 

呼びかけ : 憲法9条を壊すな実行委員会 街宣チーム

「あいちトリエンナーレ2019」検証委員会は、9月25日に中間報告を発表し、『表現の不自由展・その後』について「条件が整い次第速やかに開催すべき」と提言した。また、大村秀章 愛知県知事は「本来実施されるべきものを本来の姿に戻したい」と、再開に向けた動きが出ている。にも拘らず、文化庁は「あいちトリエンナーレ」への補助金不交付にしたことは、いったん審査委員会で交付を決定したのに引き戻して「不交付」とするなど、審査委員を入れて採択する意味が無い。自由な文化公表の場に政府が協力しないということをそれこそ“表明”しているようなものである。たった一時期の政権の意向にそぐわない政治的な活動、表現に対する行政の「忖度的萎縮ムード」とも呼ぶべき動きは断じて許せない。

 

 

 

呼びかけ代表のあいさつ 高田健さん

日本共産党(愛知県出馬) 本村伸子衆院議員

日本共産党 吉良佳子衆院議員

立憲民主党 大河原雅子衆院議員

執筆家・アクティビスト 雨宮処凛さん

 

反戦意思表示スタンディング 大木晴子さん

当日参加者、主催側発表 230名