大手ゼネコン「大成建設」の工事現場では死傷者が相次いでいる。東京五輪のメインスタジアム「新国際競技場」建設現場で２３歳の現場監督が過労による自殺をした。さらに、千代田区の老舗宴会場「東京会館」の立替工事で作業中の作業員３名がビル５階部分から約２５メートル下の地下３階まで転落して死亡する痛ましい事故が起きている。この作業日は祝日の「山の日」だったことから、建築現場規則の「作業しない日」に指定された「日曜・休日」に該当する日の出来事だった。東京会館は工期を優先するあまり、本来なら「作業しない日」である休日での勤務を余儀なくされたのだ。派遣・下請け労働者の悲劇と言える。
AEQUITASの緊急呼びかけで集まった有志たちと共に「大成建設」に対して「労働者を死なすな」、「過労死許すな」、「納期守るなら命も守れ」と声をはりあげて訴えかけた。
