綴るということ〜満月の夜の涙 | 春はあけぼの 女は美学

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50過ぎた女が感じたこと、考えたことを書いてます

こんにちは。伏見美帆子です。



アラカンオンナが、
感じるままに綴るブログです。

 

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感情が動くと、
実はとてつもなく自分の中で揺らぎが起きて
体力も使う。
 
いや.、ワタシの場合、
その感情の流れや動きを言葉にしようとする時点で
相当のエネルギーを使っている。
 
 
頭の中でその感動を味わった時の想いは
とめどなく溢れ出る。
その単語もなんとなく当てはまるものがある。
 
いや、でも、
それを文章として組み立てるのが
 
「てにをは」を使って…
 
なぜだろう…
言葉が出るのに
文にならない。
 
メモはできるのに
誰かに伝えようとする言葉にならない…
このところは
たくさんのことが起こりすぎて
ついていけないのも確かなのだろう…。
 
それでも書くのは
言葉に綴るのは、
 
自分の脳内で起こる揺らぎを
時に爆発するような刺激を
備忘録として残しておきたいから。
 
単なる自己満足だった。
 
 
でも
 
そうではなかった…
 
あの日、満月だったあの夜。
夜の国道で、一人泣いた。
驚きと
喜びと
一種の戸惑いとで…

 

 
その日はムスコの誕生日で、
その何日か前には家でお祝いしたのだが
当日も家族でご飯を食べようと
近所で食事をした帰りのことだった。
 
歩きながら、
ふとケータイに目をやる。
 
メッセージがたまってる…。
 
それは、
先日、ショーを観に行かせてもらった
モデルの松浦美和さん松浦美和さんから。
 
そういえば、
そのショーのことを綴ったブログのURLを
デザイナーのNOZUさんに送ったと
連絡もらっていたわ…
 
メッセージを開くと、
そこには思いもかけなかった言葉が
渦巻いて燃え上がっていた。
 
 
なんと、
ワタシのブログにNOZUさんが
とても感動してくださり、
伏見さんとぜひ繋がりたいですという
NOZUさんからのLINEのメッセージが
スクショされていた。
 

 

こんな風に俺のショーを、俺たちのショーを綴ってくださり、胸を打たれました。本当に感動しました。

自分ごとなのに、人ごとのようなそんな感覚に陥りそうなぐらい本当に嬉しいです。

ああ、俺、こんなふうに人の心を刺さるショーをできたんだ。やってよかった…

俺、ファッションやってて本当によかった、と、電車の中で涙を流しております。

 

 

独りよがりだと思っていた。
感覚も感情も、どんどん流れていっちゃうから
自分の備忘録。
脳内が爆発した時に、静かに揺れ動いた時に
勝手に自己満足で書いていた。
 
でも、
でも、
それだけではなかった。
 
 
立ち止まってメッセージを読んでいたから
家族は先に行ってしまっていた。
 
だからワタシは
夜の人気のない国道で
人目も気にすることなく
涙を流せた。
 
 
ワタシの独りよがりの文章が
一人の青年をを勇気づけ
エネルギーを与えたこと。
我欲だけだと思っていたのに
そこには思いもかけない展開が待っていた。
 
驚きと
喜びと
少しの戸惑い…
 
ムスコの誕生日だというのに
ワタシが大きなプレゼントをいただいた。
 
 
その後、
美和さんのおかげで
NOZUさんと繋がることができ、
改めてお互いにお礼を言い合い、
 
さらに、
ショーの他のメンバーの方々とのグループLINEに
ワタシのブログを紹介してくださったとのこと。
 
 
文章を綴っていて、
苦しくても文字をしたためていて
本当に良かったと
思わずにはいられなかった。
 
暑い熱い満月の夜に。