アラカンオンナが、
感じるままに綴るブログです。
K子さん、ありがとうございます❤️
この本は、
東日本大震災の時のボランティア体験、
そして、そこでの思いや
「日本一心」というコンセプトを掲げ
チャリティコンサートに繋がった経緯、
そこからの被災した方々との交流、
それまでの自分の生い立ち、
被災二世としての思い
などなど、
たくさんの写真と共に
綴られている本で、
12年前に創刊されたムック本。
届いた本を手に取ると、
あの時、
報道されていた被災地や
被災した方々の現状は
実際とは大きく異なっていた、
もっと辛く悲惨なものだったことが
10年以上の月日を経て
この本を経て
知ることになった。
涙なしでは
読めなかった。
何も知らなかったのだなぁと
実感した。
あの震災の年、
2011年7月30日。
21年ぶりに、
コージサマと布袋寅泰さんの伝説のロックバンド、
COMPLEXが復活。
2日間だけ、東日本大震災のチャリティライブとして開催されたのだが、
登場してきたコージサマは
ノリノリの布袋さんとは対照的に
とてつもなく怖い顔をしていた。
階段を登り、
観客席を眺める。
実はこの時、観客席が
津波で流された瓦礫に見えたそうだ。
自分が数ヶ月前に見た、あの海岸。
「日本一心」という、
書道家の紫舟氏の言葉を掲げて
あの場に降り立ったコージサマは
この本の中で
《日本一心》という旗を掲げるよりも、
背中に刺しているという感覚がある。
その痛みもエネルギーとして、
ツアーが終わるまで走り続ける。
と語っている。
能登半島地震の時には
目の手術を控え、周囲からストップがかかり
ボランティア活動は
断念せざるをえなかったそう。
東日本でのボランティアの時の辛い経験、
今回、
何もできないことへの「忸怩たる」思い、
忸怩(じくじ)とは自分の失敗やいたらなさに対して、深く恥いる気持ちのこと。この言葉はFCマガジンでコージサマが使っていたもの。
そんな想いが交差して
背中に刺した痛みを
再びエネルギーに変えていくのだろうか…
やっぱり武士だなぁと思う。
ワタシは何一つできないけれど
コンサートの収益金が
少しでも被災地の方々に届くことができたら
それだけでありがたい…
コージサマへの思いは
ウェブマガジン「ウナタレ」においても
別の切り口から語っております。
こちらもぜひ。