ムスメのハナシ。 | 春はあけぼの 女は美学

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50過ぎた女が感じたこと、考えたことを書いてます

こんにちは。伏見美帆子です。



アラカンオンナが、
感じるままに綴るブログです。


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先日の19日は、ムスメの大学の卒業式だった。

早朝から、着付けだメイクだと
わらわらと出ていったムスメ。

後から支度が出来上がった頃に、
オットと美容室に迎えにいくと、
ニコニコと笑顔の袴姿のムスメがいた。

はぁ…
これで親のツトメも終わりだなぁ…

誇らしいような
ホッとしたような
少し切ないような
そんな複雑な思いがよぎる。

それは他のご父兄の皆さまも同じだろう。

タクシーで大学に着くと
そこかしこにフォトスポットが用意され、
袴姿やスーツ姿の卒業生たちが
列をなして友達やご父兄と写真を撮っていた。

とりあえず、
寒かったが雨が降らなかっただけでも良かった。


我が家も写真を。



全学部での式典が終わった後は
それぞれの学部、学科ごとに集まり、
証書を渡される。
娘は保育課だから
圧倒的に女子が多く(男性はわずか四名ほど)
華やかな雰囲気。

先ほどの式典での
厳かな雰囲気はどこへいったのか
おしゃべりと笑い声が絶えず
いまだに先生に注意されている。

この子達が、
一ヶ月も経たないうちに
先生と呼ばれるようになるのよね…

それでも楽しそうにしているムスメに
ホッとするワタシ。


卒業式前までは、
家で大人しくしていたムスメ。

バイトも辞め、挨拶にも行き、
連日のような卒業旅行バブルも
後一つを残すのみ。

そんな風に家でじっとしている経験が
今までなかったせいか、
悶々と考えてしまうらしい。
いろんなことを。

なんだがとてつもなく
自己嫌悪になっているとか。

ムスメは、
自分自身に矢印を向ける機会が
あまりなかったようで、

女子大時代に、
日本文学の文豪たちの魂の叫びを浴び続け
自分ごととして置き換えながら
生きることについて考え続けていたワタシとは
大違いである。


なんなら、今は、
聞けば答えてくれるGoogle先生もいるし
様々なネット環境で情報があり余り
自分のことを振り返る時間も必要性も
ないのだろうか…

まあ、どちらの時代が良いとか悪いとか
そんなことは言えないが、

卒業前にそんな時間を持てたことで

ムスメは
少し大人になったのかもしれない。




そしてワタシの卒業式。35年前笑。
ムスメと顔が似ていて今更ながら驚くwww