違和感の正体 | 春はあけぼの 女は美学

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50過ぎた女が感じたこと、考えたことを書いてます

こんにちは。伏見美帆子です。



アラカンオンナが、
感じるままに綴るブログです。


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少し前から
なんとなーく距離を置いてきた友人がいて

それはワタシがその人に
違和感を感じ始めていたから。

嫌いではないんだけど、
いや、どちらかと言うと好きなんだけど

なんとなく支配されてるような気がする
コントロールされている

ということに気づいてしまい…。

多分その人は良かれと思って

あの人はこういう人
あの人とは付き合わないほうがいい
そういうところとは縁を切ったほうがいい
こうしたほうがいい
ああしたほうがいい…

そんなことをワタシに
アドバイスしてきていた。

人を信じてしまいがちな性格で
何も考えていないワタシは

ふんふんそうなのね…
と、
アドバイスを信じたり
時にはスルーしたりしてきたが

ワタシが仲が良い人に対しても
そういうことを言ってくるので

ちょっと距離を置き始めたのだった。

でも、なんだか
ココロの中がモヤモヤ…


そこで、
信頼がおける友人に相談してみた。




すると、
その友人は
ワタシのモヤモヤを
見事に一言で解決してしまった。







お母さん、
そういう性格じゃなかった?
彼女にお母さんを投影してるよ。





ヒャー!!!滝汗滝汗滝汗滝汗滝汗


まさに!
まさにそうである。
ワタシの母は、私を思い通りにしたがった。

あの子と付き合っちゃダメ。
あの子と仲良くしなさい。
あの学校に行きなさい。
あの学部に入りなさい。
部活はここに入りなさい。
委員会はここに入りなさい。
私のいうとおりにしていればいい。

ワタシが母に逆らってうまくいかなくなると


だから私の言うことを聞いていればよかったのに!
自分勝手にやっちゃダメ!
やっぱり上手くいかないと思ってたのよ…



母は私の中で
絶対的な権力者だった。
母の言うとおりにせずに失敗すると
散々責められて、
自己肯定感も積極性もどんどん霞んでいった。
ワタシは昔は、目立たない大人しい、
いるかいないかわからない子、と言われていた。

絶対的なヒエラルキーの中で
母は恐怖だった…
それでも母に嫌われたくなくて
母を追い求めていた。



母の絶対的な愛を感じつつも
成長するにつれ、
家に帰りたくなかったし
居心地が悪かった。
結婚して家を出た時
なんだかホッとした。

そして、ワタシに子供が生まれた時、
母の興味はワタシから孫に移って、
今までの関係性は劇的に改善した…
と思っていた。


自分の息子を一歳で亡くし、
その後に生まれたワタシを
とてもとても大切に育ててくれたのはわかる。
でも、それは頭で納得していただけで、
そんな母との関係性は
もう母が亡くなって20年近く経つと言うのに
未だ引きずっていただなんて…


ワタシは友人を見ずに
母の姿を重ねて見ていたのだなぁ…

相手を自分の親と投影する話はよく聞いていたが
まさか自分がやってきたとは
夢にも思ってなかったわ。



ワタシが友人関係が長続きしないのも
違和感を感じやすいのも
もしかしたら
母の投影から来ているのかもしれない。

相談した友人にお礼を言うと

典型的な母親投影型。
人のことはよくわかるのよねぇ。
自分のことはわからないけど。

と言って笑っていた。


モヤモヤの原因がわかると
それだけでスッキリする。


母にもっと反抗したかったんだなぁ
もっと認めて欲しかったんだなぁ
1人でやらせて欲しかったんだなぁ

そんな自分に寄り添って

あのクソババア!!

と、
亡き母に悪態をついてみる。


お母さん、
頼りなかったあなたの娘は
あの頃よりも、強くなりましたよ。


結婚した時に母と2人で行った伊豆旅行。

30年以上前だわ…。